大阪市で普段生活していて、備前市の情報が飛び込んでくるってことはまずありません。

私の場合、備前市と2拠点生活をしているのですが、時々ネットで山陽新聞の備前市関連の記事を読んだり、ニュースアプリで「備前市」ってキーワードを登録しておいて引っかかった記事を読む程度です。

こういうニュースになりそうな情報はこんな感じで手に入るのですが、あくまでも情報の受け手側が必要な情報が取りに行くって姿勢なんですよね。

なので、ボーッとしてたら自治体の情報が入ってくることはありません。

ましてや、その自治体の色んな団体の活動や民間の動きなどというものは全く入ってきません。

本当に情報が広がっていかないんですよね。

これ、なんでか分かります?

端的に書くと、

ネット情報の拡散にFacebookしか使ってないから

です。

では、なぜFacebookでは情報が拡散しないのでしょうか? 

まず1つ目の理由は、以前書いたこちらのエントリ。




基本的にFacebookってプラットフォームは「ムラ社会」であり、リアルで繋がってる人同士がその繋がりを記事するために用いる、いわば同窓会名簿みたいなものだから。 

なので必然的に、情報が伝わるとしてもリアル繋がりの友人など、リアルの人間関係の延長線上に留まります。

一方Twitterは、今まで一面識もなかったような、バックグラウンドも全く異なる人に情報が届くことがあります。

例えば、私どかだと日本語教育の文脈で発信しても、例えば東北地方の80代の農業に携わるバツ1の読書好きの男性が私の発信を見ることもあり得ます。 

これは後述しますが、そのプラットフォームの仕組みの違いによって、情報の拡散力が異なるってことなんですよね。


2つ目は、

Facebookの発信がほぼ「告知」と「報告」だから

ですかね。

例えば、「今度こんなイベントやりますぅ〜」的な告知を行い、そのイベント終了後に「イベントはこんな感じでしたぁ」的な報告をするっていう。

日本語学校のFacebookもこのパターンばっかりです。

これ、どういうことか分かります?

内容が「事実系」なんですよね。

興味がない人からしたら「へえ、そうなんだ」で終わる内容。

発信が事実系ばっかりだと、「今回の発信はどんな内容なんだろう?」などとワクワクしながら読みに行くっていう積極的な姿勢にはなりにくい。

平たく書くと、内容がつまんないってこと。


そして、最後の理由。

これ、結構知らない人が多そうなのですが非常に重要だと思うので、それで私もこのエントリ自体を書こうと思ったんです。

Facebookだけで発信してる人って、

Facebook = SNS = インターネット

って思ってそう。

それぞれのSNSプラットフォームを十把一絡げにして、インターネットって捉えてるっていう。 

でもね、ここで先ほど書いたプラットフォームの仕組みの違いが関係してきます。

実は、

FacebookのページはGoogle検索では出てこない

んです。

よっぽど個別具体的な人名など固有名詞検索をかければGoogleでも引っかかりますが、例えば「備前焼」とか「備前焼 作家」ってワードでGoogle検索しても、Facebookのページは出てきません。

考えてみれば当たり前のことですが、FacebookとGoogleはジャンルは違えども覇権を争っているライバル同士であり、Googleからするとユーザーが検索してもFacebookページなんか表示させてたまるもんかってことでしょう。

一方、TwitterはGoogleで検索できます。

私のイメージはこんな感じ。

ネットとSNS
InstagramはFacebook傘下なのでその枠内に存在します。 

TwitterはSNSでありながら検索で引っかかるので、それらが交わった部分に存在してます。

因みに検索は世界的に考えても、Google一択です。Yahoo!検索もGoogleのアルゴリズムを利用してるようですし。

何も書いていない円は、SNSと検索以外のネットのプラットフォームです。ここではそれが何かは重要ではないので、概念化だけしてます。


というわけで、Facebook = インターネット全般って考えてる人がいくらFacebookで発信しても、あくまでもその枠内のみでしか情報は広がりません。

もしGoogleが拾ってくれる情報を発信したいと思うのであれば、それまでの発信のやり方を見直して、その情報を誰に届けたいのかを考えた上でプラットフォームを選べばいいのではないでしょうか?


以上、akkyでした!


生き方ランキング