akkyの2拠点生活奮闘記

日本語教師 akky が大阪と岡山で2拠点生活を行います。 どういう経緯で2拠点生活をするのか? 実際にどんな準備をするのか? 生活がスタート後は日々の暮らしを綴っていきます。 ご連絡はこちらまで。 → akky.nikyoten@gmail.com 2拠点生活を考えている人はもちろん、都市にしろ地方にしろ1つのエリアでしか生活してこなかった人、特に若い人にもう一方の生活や両者の違いについて知っていただけると嬉しいです。

所得格差

それでもガソリン車を使い続けますか?

4月からの様々な商品の値上げ、すごいですよね〜

その中でも、とりわけ値上げ幅が大きいのがガソリン!

ガソリン価格は若干値下がりしたとえはいえ、中長期的に考えれば高騰は止まらないでしょうね。




しかも、この記事によると、直近の値上がりはウクライナ情勢ではなくリビアの原油生産に影響されているとのこと。 

中長期的という概念が出てきたので色々調べてみたところ、20年前の価格と比べた記事を発見。




すごくないですか? 


私はなんとなく感覚的にこの流れが分かっていたから、ガソリン車の提供をお断りしたのかも、などと今となっては思います。




ガソリンの値上がりがこのまま続くか、あるいはある程度の高騰ののちに値下がりに転じるか、どっちだと思いますか?

私は前者だと考えています。

理由は2つ。

1つ目はやはりウクライナ情勢。

日本はロシアでの石油や天然ガス事業から撤退しないにしても、そういう直接的な動きではなく外部要因に強く影響されるように思います。

ウクライナ問題で、世界的にエネルギー関連の価格が上がり、日本もそれに影響されるから。

2つ目は何だか分かりますか?

そう!それは円安です。

中高生以上の読者の方であれば、

円安になると、日本に輸入されるモノの価格が上がる

ってことは理解できると思います。

そして、日本はエネルギーのほぼ100%を輸入してるんです。

つまり、円安が進めば進むほどガソリンは値上がりする

ってことなんですよね。

まあ政府は補助金などを出して介入してますけど、私は円安の流れも不可逆で、焼け石に水になるんじゃないかなと危惧しています。

補助金ってあくまで対症療法であって、円安を止めるための解決方法ではないんですよね。

ところで、どうして今円安になっているか分かりますか?

これは、現在欧米でインフレが進んでいてモノの値段がどんどん上がっているため、各国の中央銀行が利上げをしています。その一方で、日銀の黒田総裁は金融緩和、つまり低い金利の設定を継続しています。

当然金融市場で流れているお金っていうのは、金利の高い国や通貨に流れていきます。

なので、今まで日本円を持っていた人が円を売り、そのお金でドルやユーロを買っています。

その結果、金融市場では日本円が供給過剰になり、その価値が下がり、価格も下がっているっていう仕組み。

去年の始めごろって1ドル103円くらいだったと思うんですが、今日(2022年4月22日現在)とか1ドル128円ですからね。

1ドル128円がどのくらい安いかっていうと、今もしアメリカに行ってマクドナルドでビッグマック1個を買うと630円払わないといけないっていう程度。

こういうのって、ガソリン車を乗ってる人とってはダブルパンチですよね。

ドル建てでも高いエネルギーが、円安によってさらに値上がりするんですから。

こんな状況の中でも、ガソリン車に乗り続けますか?


☆☆☆☆☆☆☆ 


しかも、値上がりするのはガソリンだけではありません。

エネルギー全般が値上がりするので、電気代、ガス代なども上がります。

今年の夏とか、エアコンを使ったらそれだけで電気代えらいことになりそう。

また、ガソリンの価格が上がるということは輸送にさらにコストがかかるということであり、トラックなどで運ばれた商品の価格にそのコストが転嫁され、モノの値段が上がります。

日本は流通網が発達していてあらゆる商品が運ばれているので、庭で獲れた野菜とか以外は大部分の商品が値上がりするんじゃないのかなと。


さらに、こんなニュースも。

 


家畜が食べている飼料が高騰しているので、肉類とかもさらに値上がりしそう。

もうこうなってくると、何食べたらいいんだろって話ですよね。

私がしている対策としては、野菜も値上げされてきているので(特に玉ねぎ高くないですか?)、置き換えられるものは冷凍野菜にしています。

冷凍野菜は、価格が安定的だし割安だし。


因みに多くの商品の値上げは、所得が低い人ほど不利になります。


☆☆☆☆☆☆☆


これを読んでいる読者の方の中には「うちのエリアでは車がないと生活できない!」って人もいるかもしれません。

通勤などの移動には車が必要不可欠って人。

でもね、本当にガソリン車を使わないと通勤できませんか?

・電気自動車などにシフトする

・公共交通機関などの他の交通手段を使う

・いっそのことリモートワークにしてしまい、通勤そのものをなくす
 

こういったことは本当に不可能ですか?

「そんなの無理無理!」と考えて諦める前に、少しでもいいので可能性を探ってみたらいかがでしょう?

なんらかの可能性が見えてくるかもしれませんし、そうなると生活が根本的に変わるかもしれませんよ。


以上、Akkyでした!


生き方ランキング

都市部の所有しないライフスタイル そして広がる所得格差

かつては、豊か=モノをたくさん持っていること、でした。

古代ローマ帝国にはたくさんのモノが集まっていたし、スペインも南米からたくさんの貴重なものを持ち帰っていました。

日本だと長者と呼ばれる人がいて、蔵を建ててまでたくさんのモノを所有していました。

でもね、最近はそうでもないって気がしませんか?

お金持ちの家ほどモノが少なくスッキリしていて、むしろ低所得の家庭ほどモノが溢れかえってるっていう。

ただ、これ地方から出たことない人は分からない感覚かもしれませんが・・・


かつてはモノを所有しないことにはそれを使うことはできませんでした。

ところが、現在はモノを持たなくても使用可能に。

これって、何のおかげか分かります?


私はこの持たなくても使用or利用できるって恩恵をもたらしてくれたのは、シェアリングマーケットとサブスクリプションサービスだと考えています。

シェアリングマーケットっていうのは、モノを他者と共有する市場のこと。

シェアリングマーケットって言葉を見るのは初めてって人もいるかもしれませんが、結構昔からあったんですよね。レンタカーとかレンタルビデオ、貸衣装などなど。

で、割と最近出て来たのがカーシェアとかシェアハウス、コワーキングスペース。

一方のサブスクリプションサービス(以下サブスク)っていうのは、音楽だとSpotifyやApple MUsic、動画配信サービスならPrime VideoやNetflixなど、定額で(基本的には)使い放題ってサービスです。

両者とも今まで所有することによってかかっていたコストを一気に下げてくれました。


シェアリングのほうでは、例えば都市部に住んでる人で車で出勤する人ってあんまりいません。

少なくとも私の周りではそうだし、割と郊外に住んでる人も電車通勤が一般的。

なので、週末のみ家族でアウトドアに出かけるためだけに車を所有するのって、めっちゃ生産性が低いってことになります。

ただ、今まではそれでも所有しないと使えなかったので車を持つ人は多かったですが、現在は都市部ではカーシェアを利用するって選択肢もあるので、マイカーを持たない家庭も多くあります。

駐車場のないマンションもいっぱいありますしね。

例えば、私が住んでるエリアにあるこちらのカーシェア。

オリックスカーシェア


数えたわけじゃないですけど、30台ほど止められそう。

そして、駅直結です。

ちなみに奥の立体駐車場も全部カーシェアです。

こちらも違う会社のカーシェア。

IMG_0868

IMG_0869


こちらは台数はあんま多くないです。 


さらに最近は自転車まで。

レンタサイクル


もっともレンタサイクル自体は昔からありましたけど、それって主に観光客向けでした。 

でも、こちらのレンタサイクルは実はファミリーマートの敷地内にあるんです。

で、これはアプリと連動していて地図上にレンタサイクルステーション(?)が表示され、しかも駐輪スペースに空きがあるかどうかわかるようになっているため、駅や職場や学校の近くに駐輪スペースが確保できれば登校や出勤に利用できます。

まあ自転車くらいなら所有してもそれほどコストはかかりませんが、駐輪場がないタイプの戸建てやマンションもありますし。

さて、問題は地方です。

私最近感じるんですが、主に備前の人って誰の所有物かとか自分のモノか他人のモノかの意識が非常に強くて、書き方は悪いかもしれませんが所有欲が強くあまり他者と共有するって発想が無い人が多いなと。

そのせいか企業側が美味しいマーケットって思ってないかからかは分かりませんが、そういうシェアリングマーケットが生まれないんですよね。

すると結局、個人で何もかも所有しないといけなくなり、コストがかさんでしまうって悪循環。

よく地方の人で「自宅の敷地内の空きスペースに車をとめてるから、駐車場台は無料」って言ってる人いますけど、それ嘘ですからね。しっかりコスト発生しちゃってます。

あ、モノが多いとそのぶんコストが発生するって理屈分かります?

例えば、Aさんって人が40平米10万円の部屋で生活していて、モノが多くて収納スペースに入りきらず10平米ぶんのスペースをモノが占領していたとします。

そうすると、実質30平米のスペースで生活してることになりますよね?

だったらモノを減らして、最初から30平米8万円の部屋に住んだ方がコストが安くなります。

つまり、Aさんは2万円多く家賃を払ってると考えることができます。

これと同じ理屈で、敷地内に車があるとその車の面積ぶんコスト(持ち家だと固定資産税、貸家だと家賃)がかかってしまってるわけ。

さらにマイカーにはそれ以外の費用が発生します。




このエントリでは、年間80万円のコストが発生すると書きました。

1ヶ月約67000円。

大阪市内はもちろん大阪近辺の郊外から通勤しても、そんなに高額の交通費がかかることはまずありません。

しかも、私が上記のエントリを書いた時には見落としていた点が1つありました。

それは、

地方のマイカー社会では車は1家に1台じゃない

ってこと。

2台も3台もあったりしますよね。

仮に2台所有していた場合、1ヶ月13万4000円かかってきます。これに駐車場スペースのコストが加算されます。

これはイタい出費!

都市生活者は所有せずに使用するときだけ料金を支払い、一方地方のマイカー社会で車を使う人には常にこれだけのコストがかかってるってこと。

私は地方生活者の所得が都市生活者に比べて低いのは、マイホームの所有ももちろんですがこのマイカーの所有も大きく影響してるんじゃないかと考えています。

だから格差が広がる。

こういう動き



もあるようなので、さらに所得格差は広がりそう。

所得っていうのは、収入−経費なので、地方の所得が低いのは収入自体もあまり高くないですが、それ以上に経費がかかりすぎてるっていうのも大きいのかなと。


☆☆☆☆☆☆☆


さて、サブスクです。

地方の人って、特に備前市の人はビックリするくらいサブスクの利用率が低いです。

未だに動画はDVDレンタルと地上波オンリー、音楽はCDって人がいたりします。

でも、DVDレンタルって今の値段は分かりませんが、私が最後に利用してた頃って旧作1週間100円で新作が300円くらいでした。

が、Amazonプライム会員だと、プライムビデオで扱われているコンテンツは月400円程度で見放題です。

音楽も、CDは昔アルバムで3000円くらいでしたが、Apple Music だと月1000円程度で聞き放題。

サブスクを利用する人としない人とでは、大きくコストが異なります。


そして、服を所有しないって選択肢も都市部にはあります。




以前から成人式や結婚式の貸衣装はありましたが、普段着もレンタルするようになってきたんですよね。


さらにコロナの影響で、今年からこんなサービスも始まっています。



1ヶ月15万円って安くないですか? 都心の高級ホテルで1泊5000円!

今調べたら、普通に泊まると2万〜4万の価格帯が多かったです。

1日5000円で部屋の掃除もベッドメイクもしてくれたら、泊まってる人はそういうことに割く時間が減り、その時間を生産的な活動に費やすことができるので非常に合理的です。

その時間の活動から収入が発生すればさらに有意義だし、そのぶんこういうサービスを利用しない人より所得が増えます。


☆☆☆☆☆☆☆


こういうサービスを提供する企業側の事情もあるでしょうが、地方でも享受できる範囲で「所有しないライフスタイル」が可能になれば、「手元に残るお金=所得」が増えていくんじゃないのかなと。

とりあえず、使いたいモノは全て所有しないといけない、って発想から脱却してみることから始めてみてはいかがでしょうか?


以上、akkyでした!


生き方ランキング 

大家さんが「車(ガソリン車)あげる。」って言ってくれてるけど、あいにくお断りしようと思ってる理由

先日、大家さんが車を買い替える予定らしく、そうなると今乗ってらっしゃる車(ガソリン車)がいらなくなるため、私に「よかったらあげる。」って言ってくれました。

その時は、一応「考えときます。」って答えたんですけど、ここ数日のニュースを見る限りお断りしたほうがいいのかな、って考えてます。

以前こんなエントリ



を書いたのですが、この時より車を所有するデメリットが大きくなってきていると考えています。 


まず結論から書くと、マイカー特にガソリン車を所有すると、可処分所得が一気に減るってこと。

可処分所得というのは、収入から税金や年金などを支払った後の「自由に使えるお金」のこと。

 
今から、マイカーを所有するとなぜ可処分所得が減っていくのかを書いていきます。


1 ガソリンにも来月から税金がかかる

来月って言っても、正味あと2週間くらい。

ガソリン税&消費税って二重課税っていう批判もありますし、 電気自動車利用者も電気料金も消費増税によって値上げされますが、ガソリンへの増税はかなりイタそう。

こちらの記事



にもありますが、消費税が10%になると、レギュラーの価格のほぼ半分以上が税金ってことに!
 
いや〜怖いですね〜!

マイカーでの移動に、今まで以上にお金がかかることになります。


さらにそれだけでなく、このガソリンへの増税は車に乗っていない人にも悪影響がありそう。

なんでか分かります?


ガソリンの価格が税金によって上がると、ガソリン車で運ばれる商品の物流コストが上昇するため、そのコストぶんが商品の価格に転嫁されるかもしれないからです。

消費者でもあり、ガソリン車のマイカー所有者は、

  1. 自分の移動にもコストがかかる
  2. 自分が買う商品の価格も上がる

状況となり、まさに二重苦!
 
 
今全然車に乗ってないのでガソリンの価格を知らないのですが、次に書くような外的要因によってガソリン本体の価格が上がれば、消費税でさらにガソリンの価格が押し上げられるため、2%のみの上昇といってもバカにできません。


2 産油国の石油供給のリスクが高い

こちらのニュース、ご存知ですか?



えらい時代になったもんです。 

私、機動戦士ガンダムとか新世紀ヱヴァンゲリヲンとか好きなんですけど、未来の戦争やテロはそもそも人間が乗らずドローンとかで行われるようになりそう。

サウジが石油の生産半減って、 現段階ではどれくらい影響が波及するかは分かりませんが、ゆくゆくは日本のガソリン車に乗ってるドライバーのお財布をも直撃しそう。

そして、このような石油施設へのドローンによる攻撃が増えてきてガソリン価格が高騰したら、マイカー所有者はたまったもんじゃありません。

先ほども書いたように、高騰したガソリンの本体価格に追い打ちをかけるように消費税10%が上乗せされるわけですし。


3 政府が走行税を検討し始めてる

こちらのニュースも、ご存知ですか?



政府も、あの手この手で税金を取りっぱぐれないための手を考えるもんです。

私の勝手な推測によると、将来ガソリン車の台数がどんどん減っていくと政府は予想していて、そうなるとガソリン税による税収が激減するため、それを未然に防ぐためなんじゃないかと。

まあ確かに、渋滞を緩和するという意図もあるとは思いますが。


そして、この走行税もガソリン車で運搬される商品の価格を押し上げる可能性があることも、忘れることはできません。

そうなると、ガソリン車ユーザーは三重苦・・・


☆☆☆☆☆☆☆


最初にあげたエントリだけでもマイカー所有のデメリットが多いのに、こんなにランニングコストがかかるガソリン車を所有する余裕は、私にはありません。

なんとなくですが、ガソリン車は将来、レトロ趣味の富裕層が趣味で持つものみたいになっていくんじゃないかと思います。

それと同時に、「今までと違う選択はしたくないから」とか「こういうニュースを知らないから」とか考えてるマイカー所有者と、「車がなくても困らない場所を選んで住んでいる人」や「こういうニュースに敏感でマイカーを手放すのを厭わない人」との可処分所得の格差はどんどん広がっていくんじゃないかとも考えています。

ただ、情報っていうのは誰でも平等に手に入れることができるものなので、結局のところその情報に接した時の個人の選択でしかないとも言えます。


マイカーに乗り続けるのは、その人の考え次第。


少なくとも私は、いくらタダで手に入れることができても、ガソリン車はそれ以上にランニングコストがかかると考えているため、もらうことはないって選択をするだけです。


大家さん、ごめんなさい。


以上、akkyでした!


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