私は岡山の人と話をするとよく思うのが、値段が高いか安いかってだけで商品やサービスを購入するって意思決定をする人が多いなってこと。
口癖が「高(たけ)えわ!」なんじゃないかって人も。
本来コストは価格だけでなく、時間やお金も含まれていますが、そういう人は得てしてそういうことには無頓着です。
なのでこのエントリで定義する「コスト思考」っていうのは、価格だけで購入の意思決定をするという思考のこと。
例えば、近所のスーパーではニンジンが3本で128円で、車で15分離れたスーパーでは3本100円で売られていて、わざわざ往復30分かけて遠くのスーパーまでニンジンを買いに行くといったような思考のことです。
この人が例えば時給1200円の仕事をしている人だとすると、30分かけて往復するとその時点でマイナス600円になり、ニンジンを安く買えたとしてもトータルでは572円のマイナスになってるってことに気づかない人の考え方なんです。
こういう人は知らず識らずのうちに、高いリスクを取っています。
なぜかというと、例えば「安い」って理由だけで災害リスクの高いエリアに家を建てたり、脂質が多く化学調味料がたくさん使われている弁当を毎日食べたりしてるから。
怖いですね。
それと、私は岡山のお店が来るまでしか行けないような場所にあるのがなぜなのかずっと疑問だったのですが、
それは店主がコスト思考だからじゃないかと気づきました。
賃料などのコストのみを考慮した結果、超辺鄙な場所に出店し、リターンである客数や売り上げが今ひとつという結果になっているのかなと。
一方、コスパ思考の人もいます。
コスパというのは「コストパフォーマンス」の略で、飲食店の料理の値段と味を例にとって図示するとこんな感じ。
この考え方ができる人は、コストが多少高くてもそれに見合うかそれ以上のリターンが得られると感じれば納得します。
言い換えれば、価格が安いってだけでは意思決定しないってことでもあります。
図の飲食店の場合、コスパ思考の人が例えば真ん中の高いけど美味しい店で3500円のランチを食べたとします。
そのランチが有名シェフが作った有機栽培された野菜が使われているとても美味しい料理だったとすると、十分その価値を感じることでしょう。
ところが、コスト思考の人は3500円のランチってだけで選択肢から外してしまいます。
これ、どう思います?
コスト思考の人はどんなに資産があったり所得があったとしても、安さ第一主義であるため、大きなリターンが得られず人生において本当に価値があるものを手に入れることができないんです。
めっちゃ損してませんか?
つまり、安さだけを追求している限り、人生の満足感が得られにくくなってしまうってことでもあります。
そしてこのことが地方の人の所得の上昇を押さえつけている原因だと、私は考えています。
ちょっと規模が大きくなりますが、日本の失われた20年って、私たち日本人がケチケチとモノやサービスを購入しなかったり、購入しても安さを優先した結果、給料も上がらずさらに切り詰めるといった負のスパイラルに陥ってたってことなんですよね。
同様に地方のそのエリアに住んでる人が消費を渋ると、当然そのエリア住民の所得も頭打ちになります。
まあ私も、贅沢をしろとか分不相応なモノまで購入しろとは言いませんが、せめて安さだけでなく消費した時に得られるリターンである満足感なども考慮に入れて消費を見直してみてはいかがでしょう?
コストとコスパは分けて考えましょう。
でないと、自分にとって本当に価値があるものを手に入れられませんよ。
以上、Akkyでした!
生き方ランキング
口癖が「高(たけ)えわ!」なんじゃないかって人も。
本来コストは価格だけでなく、時間やお金も含まれていますが、そういう人は得てしてそういうことには無頓着です。
なのでこのエントリで定義する「コスト思考」っていうのは、価格だけで購入の意思決定をするという思考のこと。
例えば、近所のスーパーではニンジンが3本で128円で、車で15分離れたスーパーでは3本100円で売られていて、わざわざ往復30分かけて遠くのスーパーまでニンジンを買いに行くといったような思考のことです。
この人が例えば時給1200円の仕事をしている人だとすると、30分かけて往復するとその時点でマイナス600円になり、ニンジンを安く買えたとしてもトータルでは572円のマイナスになってるってことに気づかない人の考え方なんです。
こういう人は知らず識らずのうちに、高いリスクを取っています。
なぜかというと、例えば「安い」って理由だけで災害リスクの高いエリアに家を建てたり、脂質が多く化学調味料がたくさん使われている弁当を毎日食べたりしてるから。
怖いですね。
それと、私は岡山のお店が来るまでしか行けないような場所にあるのがなぜなのかずっと疑問だったのですが、
それは店主がコスト思考だからじゃないかと気づきました。
賃料などのコストのみを考慮した結果、超辺鄙な場所に出店し、リターンである客数や売り上げが今ひとつという結果になっているのかなと。
一方、コスパ思考の人もいます。
コスパというのは「コストパフォーマンス」の略で、飲食店の料理の値段と味を例にとって図示するとこんな感じ。
この考え方ができる人は、コストが多少高くてもそれに見合うかそれ以上のリターンが得られると感じれば納得します。
言い換えれば、価格が安いってだけでは意思決定しないってことでもあります。
図の飲食店の場合、コスパ思考の人が例えば真ん中の高いけど美味しい店で3500円のランチを食べたとします。
そのランチが有名シェフが作った有機栽培された野菜が使われているとても美味しい料理だったとすると、十分その価値を感じることでしょう。
ところが、コスト思考の人は3500円のランチってだけで選択肢から外してしまいます。
これ、どう思います?
コスト思考の人はどんなに資産があったり所得があったとしても、安さ第一主義であるため、大きなリターンが得られず人生において本当に価値があるものを手に入れることができないんです。
めっちゃ損してませんか?
つまり、安さだけを追求している限り、人生の満足感が得られにくくなってしまうってことでもあります。
そしてこのことが地方の人の所得の上昇を押さえつけている原因だと、私は考えています。
ちょっと規模が大きくなりますが、日本の失われた20年って、私たち日本人がケチケチとモノやサービスを購入しなかったり、購入しても安さを優先した結果、給料も上がらずさらに切り詰めるといった負のスパイラルに陥ってたってことなんですよね。
同様に地方のそのエリアに住んでる人が消費を渋ると、当然そのエリア住民の所得も頭打ちになります。
まあ私も、贅沢をしろとか分不相応なモノまで購入しろとは言いませんが、せめて安さだけでなく消費した時に得られるリターンである満足感なども考慮に入れて消費を見直してみてはいかがでしょう?
コストとコスパは分けて考えましょう。
でないと、自分にとって本当に価値があるものを手に入れられませんよ。
以上、Akkyでした!
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