akkyの2拠点生活奮闘記

日本語教師 akky が大阪と岡山で2拠点生活を行います。 どういう経緯で2拠点生活をするのか? 実際にどんな準備をするのか? 生活がスタート後は日々の暮らしを綴っていきます。 ご連絡はこちらまで。 → akky.nikyoten@gmail.com 2拠点生活を考えている人はもちろん、都市にしろ地方にしろ1つのエリアでしか生活してこなかった人、特に若い人にもう一方の生活や両者の違いについて知っていただけると嬉しいです。

2021年09月

西区土佐堀・イタリア料理「アルソード」

大阪市の美味しい店、第2弾です。

私は麺類が好きで、その中でもラーメンとパスタが大好物。

というわけで、今回は特にラザニアが美味しいイタリア料理屋さんをご紹介。

場所は西区土佐堀。

最寄駅は、大阪メトロだと四ツ橋線肥後橋、京阪だと中之島駅です。

西区って堀江とかがあるからセレブな街ってイメージですけど、土佐堀あたりはビジネス街。

お店の外観はこんな感じ。

アルソード 外観


画像だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、北浜から中之島にかけてはこういう大正か昭和初期に建てられたと思われるレトロな建築が多く見られます。 

この時は5年前なので、ちょっとメイン料理が何だったかはっきり覚えていないんですが、一応画像貼っておきます。

この日お腹が減っていたので、サラダではなく前菜、メイン料理がつく贅沢ランチをいただきました。

まずは前菜。

アルソード 前菜


この前菜盛り合わせは、ランチとは思えないくらいボリューミーで贅沢。


そして、ラザニア。

アルソード ラザニア フォカッチャ



見た目でも分かるように、このラザニアは他の店では食べられないほど独特です。

普通ラザニアってミートソースとベシャメルソース(ホアウィトソース)とラザニアが交互に敷き詰められていたりしますが、こちらのものはひき肉と野菜類、ゆで卵をほぐしたもが入っています。

スパイスも効いていて、超うまい!

これにハマってしまったら、よその店では食べられなくなります。

そしてまた、付け合せのフォカッチャもかなり美味しいです。

因みにこちらは、一緒にいた友人がオーダーしたパスタ。

アルソード パスタ


トマトソースベースで、確か大盛りだったような。


そして、メインの肉料理。

アルソード メイン


これ、何の肉だったんだろ。牛か豚でしょうけど。

そして、料理名も調理法も思い出せず・・・

付け合せの意味もあると思いますが、マッシュポテトが肉の下に盛られているのは、肉が冷めないようにっていう配慮でしょうね。


そして、最後に追加オーダーしたドルチェ。

アルソード ドルチェ


これ、ブラウニーですかね。 

さらに書くと、こちらのお店はコーヒーも美味しいので、ランチの時にはドリンクもつけます。

因みに、ドリンク追加は100円プラス、ドルチェは150円です。

で、日替わりパスタランチとラザニアランチは900円、贅沢ランチは1800円です。

贅沢ランチにドリンクとドルチェを追加したら2050円なんですけど、これ読んでる読者の方、安いと思います?高いと思います?

私は安いと感じます。

前菜からドルチェまで全てのクオリティが高いし、ラザニアはこの店でしか食べられないから。

それに、情緒のある建物の中の素敵な店内でランチをいただく時間は、非常に贅沢感が感じられますし。

お店のHPはこちら。




以上、akky でした!


生き方ランキング

大正区大正・ラーメン「中華そば 花京」

そういえば2拠点で大阪市に住んでるにもかかわらず、岡山県の美味しいお店は紹介してたのに大阪のお店は紹介してなかったことに最近気づきました。

これだと片手落ちになっちゃう。

そこで、今回から最近行ったお店を中心に過去に行って私が美味しいと思った大阪市内のお店を紹介していきます。

第1回目は、私の大好きなラーメンから。

JR大正駅からだと徒歩30秒、大阪メトロ長堀鶴見緑地線の大正駅だと徒歩1分の好立地に「中華そば 花京」はあります。

花京 大正店


大正店には2階があるってことをつい最近知りました。

他にも天神橋筋六丁目にも店舗があります。


こちらのラーメンで特筆すべきは、

スープにも麺にもオプションがある

ってこと。

つまり、選べるってこと。 

一般的なラーメン屋のラーメンって、スープも麺も1種類ってところが多いです。

まあ選択肢があったとしても、醤油か塩かの違いだけで1つのスープがベースになってたりすることが多いんですよね。

ところが、こちらのラーメンはスープ自体異なるものです。

メニュー。

花京 メニュー



こちらがあっさり鶏がら中華そば。

花京 あっさり鶏がら中華そば


そして、こちらがこってり背脂中華そば。

花京 こってり背脂中華そば


全然別物ですよね? 

しかも、あっさりの方は中華麺って決まってるんですが、こってりは中華麺か細麺かを選べます。

ちなみに、この時頂いたのは細麺です。

どうですかね?例えば、岡山のラーメン屋で麺が選べるところってありますかね?全国チェーン以外で。


あと、あっさりの方には煮卵半個と海苔が最初から入ってます。


チャーシューは厚切りです。

花京 中華そば チャーシュー



個人的には薄切りの方が好きなんですけど、味がしっかりしているのでこちらのチャーシューも美味しいです。

また、メニューの画像を見ていただければ分かると思いますが、麺の量もオプションがあります。

大盛り、替え玉など。

トッピングのバリエーションは普通くらいですけど、麺やスープ、麺の量などオプションが豊富なおかげで、お客さんの好みでカスタマイズできて飽きずに楽しめます。


私は日本は食のレベルが高いのでマズいラーメン屋は無いと思っていますが、逆に美味しいラーメン屋の個人的な条件として、

1 どんな味だったか思い出せる

2 中毒性があり、時折無性に食べたくなる

の2つがあると考えています。

それ以外は、美味しくも不味くもない店と私は評価します。

そういう意味で、 一般的な鶏がら中華そばは味が脳内で再現できない店が多いのですが、花京さんのは「ああ、こういう味だったよな」と思い出せます。

また、こってり中華そばは無性に食べたくなる味である上に、見た目ほどしつこくないので食べやすいです。


それから、(多分)バイトのおにいさんの接客も元気でハキハキしていて、とても好感が持てます。

 
☆☆☆☆☆☆☆


こんな感じで、岡山だけでなく大阪市の飲食店も紹介していこうと考えています。

これを読んでる岡山の人で(それ以外のエリアに住んでる人も)、コロナが終息したら大阪で食べ歩きをしたいって考えてる人がいるかもしれないので、そういう人にとって役立つ情報を提供していければと考えているので。


以上、akkyでした!


生き方ランキング 

囲い込もうとすればするほど離れていく消費者

以前こんなことがありました。

私はちょっとでも地元に貢献するために、地元でも手に入るものであれば多少高くてもそっちで買おうと思っているのですが、欲しかった電動アシスト付き折りたたみ自転車が備前市のホームセンターになかったのでAmazonで買いました。

ところがパンクしたので直してもらいに地元のホームセンターに持っていったところ、「ウチで購入された商品じゃないので、修理できません。」って言われたんです。

どう思います?

おそらく店側は、「自転車の修理ができなければ、ウチで買うしかないから、そのぶん売り上げが上がるだろう。」って思ってます。

「ウチで買った消費者にしか修理というサービスを行わない」という制限をすることによって、消費者を囲い込もうって作戦です。

これ、効果あると思います?

ぶっちゃけ私がお店の人に言われて思ったのは、「もし同じような商品がまた必要になったら、Amazonで買おう」ってこと。

だって、欲しい商品が地元にないんだもん。

それにそもそも、こういう客に対する扱いって感じ悪くないですか?

こういう消費者を囲い込もうって方針って、往々にして消費者真理を読み違えてるんですよね。

さらにこの作戦がマズいのは、そういう制限がなければゲットできていた修理代金が手に入らないって点においてもです。

修理していれば手に入ったであろうパンク修理代金(500円くらい?)が、機会損失になっちゃってる。


☆☆☆☆☆☆☆


今回私がこの記事を書いたのは、こちらの記事を読んだから。




こちらの記事で私が注目したのは、「各新聞社の有料記事の一部を、Google側が手数料を支払ってユーザーが閲覧できるようにする」って部分。

Googleさま、太っ腹。

そして新聞社の有料記事に関しては、以前私が書いた山陽新聞のエントリに関わってきます。 




これ、どう思いますか?

山陽新聞社さんが今後どう動くかは私には分かりませんが、将来的にも頑なに「有料記事は有料会員にしか公開しない」って方針を貫くのであれば、そういう新聞社とGoogleのプラットホームに乗っかって手数料を手に入れる新聞社とでは、どちらのリターンが多くなるか分かりますよね?

日本の人口は今後もどんどん減っていくため、紙の新聞の売り上げは先細りなのは自明です。

だからこその有料記事ロックなんでしょうけど、情報をどんどんオープンにしていくって流れは不可逆なんじゃないかと私は考えています。

例えばこちらのニュース。




私は日本の企業などの組織が、世の中の流れを華麗にスルーして自分たちにとって都合の良い方向へ進むように悪あがきして、その結果破綻するってケースが多いと感じています。

古くは明治維新の時の幕府軍、第2次世界大戦の時の陸軍、企業だとカネボウ、日興コーディアル、東芝(経営は破綻してないけど、赤字部門を切り離せずに巨額の赤字を出した)なんかですかね。

希望的観測や認知バイアスに基づいて判断しちゃうと、道を誤るってことですね。

これについても、また記事を書ければと思います。


以上、akkyでした!
 

生き方ランキング 

都市部の飲食店でオーダー難民にならないために

先日、ファーストキッチンウェンディーズってハンバーガーチェーンに入店したところ、めっちゃビックリしました。

オーダーがタッチパネルだったんです。

ファーストキッチンウェンディーズ タッチパネル


つまり、店員さんに口頭で伝えないシステムになってたってこと。

これが何を意味するか分かりますか?

これは店員さん(人)とお客さん(人)の接触を最小限にするってことです。

まあコロナの影響が大きいからなんだろうな、と思います。

が、コロナが終息したとしてもこの動きはどんどん加速すると考えられます。

なぜなら、日本は人口がどんどん減っていってるから。



もうこれは避けられませんよね。物理的な人口動態がそうなっちゃってるんだから。

昔であれば、店員さん(人)にお客さん(人)がオーダーし、そのオーダーを店員さん(人)がキッチンの店員さん(人)に伝え、作られた料理をまたホールの店員さんが客まで持っていってました。

ところが、こちらのバーガーチェーンでは人が担うのは「作る」段階だけです。

省人化が徹底されてるわけです。


☆☆☆☆☆☆☆


この時私がふと思ったのは、

こういう機器の扱いに不慣れな高齢者なんかだとかなりオタオタして、その結果次のお客さんをさぞかし待たせるだろうな

ってこと。

この店にはセルフオーダーの機会は2台しかありませんでしたから。

しかも、オタオタしそうなのは高齢者だけではありません。

どういうことかというと、ファーストキッチンウェンディーズって中国地方には店舗がないため、そのエリアの若い人がこのオーダーのシステムやメニューの情報を知らなかったら、かなり注文に時間がかかります。

このハンバーガー屋さんって、メニューの種類が結構豊富なんです。

例えば、ポテトなどもMやLなどのサイズの違いだけでなく、じゃがバタ味やチキンコンソメ味などフレーバーの種類も結構あったりしますし、パスタまで揃ってます。

これらの情報を全く知らない状況で1から選んでそれぞれ組み合わせてってなると、本当に迷って時間がかかりそう。

この状態が私の考える

オーダー難民

です。
 
現在、回転寿司や居酒屋などでもタッチパネルでオーダーするのが一般的で、それらの店はタッチパネルに商品のビジュアルが表示されるから分かりやすいですが、メニューが文字情報だけだとマジでオーダー難民に陥りやすい。

では、そうならないようにするにはどうすればいいんでしょうか?

まず、店サイドは

オーダーのシステムを券売機やタッチパネルにした上で、メニューのオプションを増やす

ってことをしたほうがいい。

ドライブインのような、料金前払いで客数と回転率で儲けるような比較的大きな店舗では、もはや人が注文を聞く必要はありませんよね。

むしろ注文を聞くためだけの人を雇うコストが下がって、生産性が上がります。

そしてその上で、メニューのオプション(選択肢)を増やすことを提案したい。

やはりどうしても地方の飲食店のメニューって画一的になりがちで、サイドメニューがなかったりするんですよね。

でも、例えばやよい軒のように定食でも味噌汁、豚汁、貝汁が選べたり、とろろ、納豆、冷や奴などオプションが選べたりするようにすれば、お客さんには

自分の好みでメニューを選び、組み合わせを考える

って習慣が身につきます。

まあ人口自体や外食人口が少ないエリアでは在庫が増えてしまうっていうリスクがあるので、現実的にどこまでできるかは判断が難しいかも。


それから客側としては、

ネットやアプリでオーダーすることを習慣化する

といいかも。

今マクドナルドなどでも、ネットオーダーができるようになり利用者も増えてますよね。

これだとメニューの情報を最初から知っていなくてもじっくり考えて組み合わせを選んで注文できるし、店舗での待ち時間もほとんどありません。


これからはこういうスキルがある人とない人の格差がどんどん開いていくと思われるので、今からオーダー難民にならないように気をつけましょう。


以上、akkyでした!


生き方ランキング 

大阪市内の銭湯巡りで気付いたこと

ここ最近、銭湯巡りにハマってます。

なぜかというと、以前住んでいたエリアと違って、今住んでるエリアには昔ながらの銭湯が結構点在してるから。

因みに、公衆浴場の数は全国で大阪が1位だそうです。




スーパー銭湯とかも好きなんですけど、やっぱ昭和感が漂う銭湯はいいもんです。

きっかけは梅雨の時期から続くジメジメ感。

湿度が高くてジメジメしていると肌がベタベタして不快感があるものの、帰宅してすぐシャワー浴びるのって意外と億劫だったりしませんか?

晩御飯の支度したりしないといけないし。

なので私の場合、銭湯巡りしようと思って出かけるっていうよりは、出先で用事が終わったらその付近にある銭湯で汗を流してから家に帰るって感じですね。

それと、急な雨が降ってきた時の緊急避難先としても利用したりします。

雨雲レーダーをチャックして移動したりするのですが、100%その通りに雨が降ったり止んだりするわけでもありませんからね。

雨宿りにはカフェとかもいいんですが、ミナミは場所によってはカフェはないけど銭湯ならあるって所もあり、使い勝手がいいんです。


☆☆☆☆☆☆☆


で、何軒か銭湯を巡って気付いたことがいくつかあります。

1つ目は、銭湯によって何もかも違うってこと。

1つとして似たような銭湯はありませんでした。

構造や浴槽などの配置、お湯の種類や温度、入浴料以外の料金の金額、アメニティの種類などなど。

今、大阪の銭湯の入浴料っていくらかご存知ですか?

450円です。

自宅から最も近い銭湯はドライサウナがないので、その追加料金は存在しません。で、スチームサウナがあって利用できるのですが、その450円の中に含まれています。

この銭湯以外には大体ドライサウナがあったりしますが、普通のサウナで200円、塩サウナで300円くらいが追加料金の相場ですかね。

ドライサウナの料金を払ってることを示すため、そのお客さんには専用タオルが貸し与えられるパターンが多いのですが、銭湯によってはサウナ室に入るための専用のキーみたいのを渡されることも。

気泡がバーっと出てくるジェットバスは大体どこにもあるのですが、その吹き出し口の位置や水圧は全然違います。

それから、薬湯があったりなかったり、立って浴びられるシャワーがあったりなかったり、2階があったりなかったりなどの違いもあります。

で、湯温はどこも大体同じで、私にとってはかなり熱いです。

なので、あんまり浴槽にずっと入ってられないんですよね。

そこで、熱くなって汗が出て来たら、かけ湯で汗を流してから水風呂に入ったりします。

水風呂って昔は苦手だったんですが、スチームサウナで汗をかいてから入る気持ちの良さが最近理解できるようになって来ました。

因みに電気風呂は今でも苦手です。


2つ目に気づいたことは、私はおっちゃん達が体を洗う5分の1くらいの時間しかかからないってこと。

おっちゃんとかおじいちゃんって、体を洗うのめっちゃ長い時間かけませんか?

それとも、私が速すぎるのか?

でも、おっちゃんは洗うのにめっちゃ時間かけるわりに、流し残しがあり耳の後ろや首などに泡が残ってたりするのもご愛嬌。


☆☆☆☆☆☆☆


それから、先日行った銭湯を1箇所ご紹介。

それがこちら、清水湯です。

清水湯 外観


場所はアメリカ村の中で、心斎橋駅からも程近いです。

ここは少し面白い造りになっていて、1階にいきなりエスカレーターがあり2階が番台とロッカールーム、そこから螺旋階段を上って3階に浴場があります。

浴槽の中には中温と高温が別になっていて、高温のほうに手を入れてみたんですが、とてもじゃないけど私には浸かるのは無理でした。

サウナ室と一般の浴場にそれぞれテレビがあり、サウナの方だけ音声も流れていたようです。

6時になると従業員のおばちゃんが男湯にツカツカと入って来て、チャンネルをサンテレビに変更。

なんでだろって思ってたら、おもむろに阪神タイガースの試合が始まりました。

さすが大阪。

場所的に、比較的若い人が多かった。

おっちゃんもいたけど、10代から40代の人が多い印象。

中高生らしき4人組もいました。

彼らは律儀らしく、自分たちが使った洗い場の椅子も洗面器も綺麗にして丁寧に片付けてました。


☆☆☆☆☆☆☆


どこに行ってもすぐに銭湯に入れるように、常時全身(髪も)洗えるボディソープとタオルを携帯してます。

それで、ちょっとご紹介。

香りがいいのがこちら。





もともと、近所のジムに通うために購入したものだったんですが、銭湯通いにももちろん使えます。

そして、もうちょっとリーズナブルなのがこちら。




これ実は詰め替え用なんですけど、携帯にはもってこいかなと。 


☆☆☆☆☆☆☆


これから涼しくなり、さらに寒くなっていくと、銭湯はますます気持ちいいですよ。

軟水だったら湯冷めもしにくいですしね。


以上、Akkyでした!


生き方ランキング 

オリパラが閉会して考えた地方の多様性

私が生まれ育った岡山県の町では、私の周りは全員日本人でした。

例えば、現在の備前市なども似たような状況だと感じます。

技能実習生など日本ではない国籍の人もいることはいるけど、日本人との間に特にこれといった交流はなく断絶されてるのではないでしょうか?

一方、例えば大阪には多様な国籍やバックグラウンドの人たちがいます。

とはいえその大阪で比較的多様な国籍に触れられる日本語教師をしていた私でも、今まで教えて来た学生の国や地域の数は16程度で、オリンピックやパラリンピックの開会式や閉会式には200近い国や地域の方が参加していたことを考えると、ごく一部でしかありません。

ましてや日本人しかいないエリアに住んでいるとなおさらです。

このことは、地方に住んでいる人は多様性に触れる機会が少ないってことを意味します。

これは特に若い人にとってはデメリットになり得てしまいます。

そのローカルエリアの常識や価値観にしか触れられないから。


☆☆☆☆☆☆☆


これは国籍だけに限りません。

今回の東京オリパラ2020では、LGBTQを公表した選手が過去最多となりました。

編み物が趣味の高飛び込みの金メダリストであるトーマス・デーリー選手など話題になりましたよね。




ただ、日本人選手で公表した選手は0人でした。 

オリンピクに参加した選手の総数は583人で、同性愛者は人口の3%から5%いると考えられるため(この数字には諸説ありますが)、本当にLDBTQの選手が0人だったとは現実的には考えられません。

おそらく、日本社会の空気では公表したくてもできないというのが本当のところなのでしょう。

経済評論家の勝間和代さんはなんでもズバズバ率直に言うイメージですが、彼女が同性愛をカミングアウトできたのはわずか3年前であったことを考えても、日本社会でカミングアウトするのはまだまだ難しいってことなのかなと。




間も無く自民党総裁選に出馬するとみられる河野議員ですが、選択的夫婦別姓に前向きだと言うだけで古参の自民党議員からは警戒されているって国ですからね。日本って。

日本は国全体がこういうジェンダーの問題が遅れてるんですよね。




ただ、日本の都市部では匿名性が高いこともあり、民間などではジェンダーに配慮する企業が徐々に増えてます。 

しかしその一方で、地方都市ではどうでしょう?

地方では周りは全員親戚か知り合いって状況が多く匿名性が低い上に、「世間体」が非常に重要です。

そんな中で、たとえ自分が同性愛者だと認識していたとしても、それを公表できるでしょうか?

特に若い時は、同性愛や異性愛に関わらず自分の性に悩む時期です。

公表もできなければ相談する人もいない状況って、非常に精神衛生上悪影響があると考えられます。

最悪の場合、自殺に至ってしまうことも。

私が知っている地方在住の同性愛者の方は、それを認識しながらも「偽装」の目的もあって異性愛者と結婚しています。

これ、お互いに不幸じゃないでしょうか?

保守的な地方都市でも多様性をどうにか一般化していく方法はないものですかね?

1つは官ではなく民間企業が推進する、ってことですかね。

日本人や異性愛者だけでなく、多様性を持つ社員を受け入れるんです。

それから個人レベルでは、SNSなどを活用するってことでしょうか。

ただ、facebookは同窓会なので同質性が高い人ばかりと繋がってしまうので、Twitterですかね。

あと、性的マイノリティの人たちとつながるアプリなどもあるので、法律違反をせず犯罪に巻き込まれないように適切に利用すれば、色んな価値観を持つ人たちと繋がれます。


☆☆☆☆☆☆☆


私は東京オリンピック・パラリンピックの開会式、閉会式、競技などを見ながらこのようなことを考えましたが、あなたはどんなことを感じたり考えたりしましたか?


以上、Akkyでした!


生き方ランキング 
ギャラリー
  • 大坂の鉄道インフラの変化と新駅
  • 大坂の鉄道インフラの変化と新駅
  • 大阪都心の個人経営の食料品小売店の小さな変化
  • 大阪都心の個人経営の食料品小売店の小さな変化
  • 大阪都心の個人経営の食料品小売店の小さな変化
  • 大阪都心の個人経営の食料品小売店の小さな変化
  • 大阪都心の個人経営の食料品小売店の小さな変化
  • 大阪都心の個人経営の食料品小売店の小さな変化
  • 大阪都心の個人経営の食料品小売店の小さな変化
スポンサード リンク
カテゴリー
  • ライブドアブログ