akkyの2拠点生活奮闘記

日本語教師 akky が大阪と岡山で2拠点生活を行います。 どういう経緯で2拠点生活をするのか? 実際にどんな準備をするのか? 生活がスタート後は日々の暮らしを綴っていきます。 ご連絡はこちらまで。 → akky.nikyoten@gmail.com 2拠点生活を考えている人はもちろん、都市にしろ地方にしろ1つのエリアでしか生活してこなかった人、特に若い人にもう一方の生活や両者の違いについて知っていただけると嬉しいです。

人口減少

オリンピック見ながら自分が子育て世代だったらやっぱ都市部を選ぶかな、って思った理由

オリンピック盛り上がってますね!

私が今回の大会で思ったのは、日本人はベテラン勢はもちろん若い人が活躍してるってこと。

良きかな良きかな。

ただ、これがいつまで続くのかな、とも思ったり。

なぜかというと、やはり少子高齢社会ってことになりますかね。

若い人の絶対人口が今後どんどん減っていく

ってことは、

単純にスポーツの若年層の競技人口が減っていく

ってことを意味します。

なので、これからも人口が増えていくインドや中国、インドネシア、横ばいが続くアメリカなどにどこまで通用するのかなって懸念しているんですよね。
 

で、これに関連して大阪に住んでてすごく感じるのは、 

民間のスポーツ教室やスポーツ施設が多い

ってことなんです。 

例えば、野球場、スイミングスクール、フィットネスクラブ、ボクシングジム、ボルダリングジム、テニス教室、体操教室などなど。

大阪市内に堀江ってエリアがあるんですけど、ここのフィットネスクラブやジムの数がすごい!パーソナルトレーニングができる所も多いですし。

一方地方って、県庁所在地がある市以外って民間のそういう施設って少なくないですか?

まあ個人で◯◯教室とかやってるのはあったりしますけど。

そうなると、子供は中学生以上なら学校の部活か公共のプールやジムに行くしか選択肢がありません。

おまけに公共の施設って車でしか行けない場所にあったりするので、親に連れて行ってもらわなければならず、自分の行きたいタイミングでは行けないし、休みの日に子供達だけで行くのも難しい。近くに住んでる子供しか気軽には通えないんです。

となると、学校の部活動がメインになります。

でもね、今子供の数が減ってる地方の学校では、都市部に比べて圧倒的に競技のバリエーションが少なくなります。

日本の学校では、野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、陸上、水泳、などがメインの競技って印象があるんですが、一方オリンピックを見ているとこんなに色んな競技があるんだってことに気づかされます。

親がアーチェリーやフェンシングを子供の頃から習わせたくても、多分地方では難しいのでは?

もちろんオリンピック選手になるには圧倒的な才能が備わっていて人の何倍もの努力をしないといけないっていうのは前提ですが、オリンピックに出られる人ってほぼ100%子供の頃からその競技をやってるんですよね。

地方の子供はそのチャンスをゲットする可能性が、低くなっちゃう。

もちろん自分の子供にスポーツの才能があるとは限りませんが、最初からそのスポーツに触れる機会が与えられないのってちょっとかわいそうかなと。


さらに子供の数が増えるにつれて、例えば高校だったら高校間のスポーツの格差が生まれるんじゃないかと考えています。

ただこれは単純に

地方校は弱くなり、都市部の高校は強くなる

わけではありません。

地方の高校でも私立でスポーツ留学を多く受け入れているような学校、例えば明徳義塾といった学校は別。

生徒の絶対数が減ると、チームのメンバーになるための競争率が下がります。

なので結果的に、そこまでスタミナやテクニックがなかったりしても、試合に出やすくなるんです。

それから、高校ではまだ大丈夫でしょうが、過疎地域の中学校とかだとチーム編成すらままならない所なんかも今後出てきそう。


それから最後に思うのが、都市部との文化やインフラの差が地方の子供には経済的にも不利にはたらくのかなってこと。

例えば、地方ってスケボーができるような施設や場所って少ないですし、そもそもスケボーをする文化があんまりない。

一方、東京や大阪にはそれをするための文化もインフラもあります。

大阪市内なんかでは、至る所でスケーボーをしてる少年を見かけますし。

今回スケボーで金メダルに輝いた堀米雄斗選手が購入した家の価格とか知ってます?




すごくないですか?

子供の頃から海外大会に参加して、17歳の時にアメリカに活動の場を移してるんです。

お父さんの理解がすごい。

これ、地方のお父さんどうですかね?

息子がスケボーばっかりやってたら、「スケボーで遊んでばっかりいないで勉強しなさい!」って発言をする人が圧倒的じゃないですか?

ましてやスケボーをやりにアメリカ移住とか許しますかね?

個人的に堀米選手のお父さんに理解があったってことかもしれませんが、都市と地方の文化が与える影響も大きかったように思います。

結果的に堀米選手はかなり大きな経済的なリターンも得ているってことになってるわけです。

もちろん金メダルを取るようなトップアスリートはほんの一握りしかいませんが、主に都市部の子供がこういうチャンスを与えられると考えると、切ないです。

以前こんなエントリを書きましたが、




やはり今回も自分が子育て世代だったら現状では都市部を選ぶかな、って結論に。

もしこのエントリを読んだ地方の人で危機感を持った人がいたら、何らかの行動を取ってくれると嬉しいなとも思っています。


以上、Akkyでした!


生き方ランキング 

そのエリアに実際に住んでみて分かった人口が増えている理由

私ごとで恐縮ですが、昨年末大阪市内で引越しをしました。

引っ越してみて最初の印象は、

子供が異常に多い

ってこと。 

もともと住んでいたエリアでも子供が増えています。

根拠はこちら。

小学校 増築工事


小学校の増築工事です。 

これって、子供が減っていく一方で学校の統廃合どうしようってなってるエリアの人からしたら、ちょっと考えられないことかもしれませんね。

確かにこのエリアでも子供が増えているんですが、今住んでるところはレベルが違うくらいの子供の多さ。

この画像、撮り方が悪かったのかちょっと分かりにくいですけど、めっちゃ子供いました。(土曜日の光景)

大阪 公園 子供


前々からこのエリアは子育て世代に人気があって、その世代の人たちの流入が多いってことは聞いていたんですが、実際に住んでみて理解したその理由について書いていきます。

まず、大阪市自体に去年から人口が流入し、人口自体が増えていっています。



すごくないですか? 


で、まず私が住んでいるエリア(区)の令和2年のデータ。

 面積 約5平方キロメートル
 人口 約10万3000人
 人口密度 約2万人/平方キロメートル  

って感じ。

かなり狭いですよね。

で、面白いと思ったのが、

 30代&40代の人口 約29000人
 80代以上の人口 約7600人

って人口構成。 

この数字、何を意味するか分かります?

高齢者の人口に対して、かなり子育て世代の人口のボリュームが大きいってこと。

当然親世代の人口が増えれば、当然子供の人口も増えます。

聞いた話によると、このエリアでは中学校が足りなくなっていて、ある中学校では生徒が入りきらないため、同じエリアの高校の校舎に移転するそうです。

その高校はどうなっちゃうのか、までは聞いてませんけど。

とにかく、小学校や中学校などのハコが足りないって話はよく聞きます。

というわけで、ここからはどうして子育て世代が集まるのか、その理由について考えたことをまとめていきます。


☆☆☆☆☆☆☆


1 保育園密度が異常に高く、多様なジャンルがある

住んでみて最初に感じたのが、保育園の異常な多さ。

大きなものも小さなものも含めて、あらゆる場所に保育園があるってイメージ。

多様なジャンルっていうのはどういうことかというと、いろいろなタイプの保育園があるってこと。

私は子供いないから分かんないんですけど、地方ってその自治体の運営する認定こども園が主流なんですかね?

確かにそれはそれでありなんですけど、そうすると入園できる子供の数が限られちゃいますよね?

それに様々な事情を抱えた子供もいますし。

で、今住んでる場所の近所の保育園の看板の一部を撮って来ました。

企業主導型保育園
 

お次はこちら。 

病児・病後児保育

 
いかがでしょうか? 

このエリアでは、企業が地元の保育事業にも熱心であり、様々なタイプの子供の保育を請け負う保育園があります。

因みに、2018年現在での保育所・保育園の数は32で、現在はもっと増えてるかも。

これが、このエリアで子育てをする親御さんたちに人気がある理由の1つではないかと。


2 移動しやすい交通インフラがある

私が住んでる場所は、大阪メトロ3路線、JR、私鉄の駅が徒歩10分前後の所にあり、鉄道での移動がしやすいです。

それに加え、大阪シティバスも5〜10分に1本の頻度であり、様々な目的地に行くことができます。

それと、これ何だか分かります?

大阪 中央大通り レーン


赤いレーンがありますよね? 

これは、自転車に乗ってる人が走るレーンってことなんですよね。

まあ実際自転車乗ってる人が歩行者のレーンを通行することも多く、厳密に分かれているわけではありませんが。

因みに車道は、上り6車線、下り3車線くらいあって、ほとんど渋滞もありません。

これは、備前市の国道2号線が国道にもかかわらず上下1車線ずつしかないのとは、大きく異なります。

で、特にこのエリアで自転車と歩行者が分けられているのは、例えば保育園の送り迎えに使われるのが自転車ってことが大きいです。

その時に使われる自転車がこちら。

ママチャリ


これ、マイカー社会から出たことない人は見たことないタイプの自転車かも。 

しかも、電動自転車です。

このタイプは前にも後ろにも子供を乗せる仕様で、子供って意外と重いので電動タイプが好まれるようです。


3 子供同伴OKな飲食店とそうでない飲食店とで住み分けができてる

都市部には様々なタイプの飲食店があり、客層も様々です。

そのため、例えば静かな雰囲気でゆっくり食事を楽しみたいって人がメインの客層の店には、子供同伴だと行きにくいってケースもあります。

高級料亭で子供が全力で叫びながら走り回ってるなんてありえませんよね。

まあ代表的なのがファミレスですが、このエリアにはそれ以外にも個人店のカフェなど子供歓迎のお店が多く存在します。

なので、そういう店であれば親御さんは子供が叫びまくっててもそこまで顰蹙を買わずにゆっくり食事を楽しむことができます。


☆☆☆☆☆☆☆


他にも理由があるかもしれませんが、現時点で私が理解している「子供が増えている理由」はこんな感じです。

子供を増やしたい、あるいはその親世代の人口を増やしたいって考えている自治体の方の参考になればいいなって思います。


以上、akkyでした!


生き方ランキング 

「考えてた以上に地方には人がいないかも!」って実感した理由

実は、備前市の別宅の電気と水道を去年の年末に契約したものの、ずっと料金払えてませんでした。

なぜかというと、請求書の届け先をその別宅にしてたんですが、予定より週末に大阪にいる必要が多くなったため、なかなか備前に来られなかったから。

このまんまだと「料金、滞納してまうかも!」と思って、先週一度岡山に帰って来てたんです。

ところが、この時にまず中国電力・岡山東支店へ行ったのですが、私の目的は果たせませんでした。

一応「御用の方はこちらまで」的なインターホンがあったので、そこに電話すれば係りの人が来てくれるのかと思って、その電話を使いました。

しかし、電話に出た人に「ただいま、係りの者がおりませんので、フリーダイヤルをご案内します。」と言われてしまいました。

だったらインターホンの意味ないよね、と思いながら受話器を置きました。

私はその時は電気料金を払いたかったので、フリーダイヤルに電話してもあんまり意味ないですし。 


この時は「人員が配置できない=労働生産年齢人口が減ってるんだな」くらいに思ってました。


☆☆☆☆☆☆☆


今しがた、再び中国電力・岡山東支店へ気を取り直して行って来ました。

そこで私は、衝撃を受けました。

建物を入ったところに貼ってある貼り紙を見たら、こんなことが書いてあったから。

中国電力 岡山東支店 貼り紙


これ、どーですか? 

もう窓口での支払いができなくなってるんです。

さらに、ふと目を横に向けるとこんな風景が。

中国電力 岡山東支店 部屋


なにこれ?

これ、電力会社のオフィスですか? 


☆☆☆☆☆☆☆


あんまり覚えてないんですが、中国電力って岡山ではかなりエリートっていうか、旦那さんが中国電力で働いてたら、奥さんの親御さんも自慢できる感じの就職先だったんじゃないかと。

それに、場所的にも「西大寺」ってところですけど岡山市内ですよ?

なのに、こんなサービス形態になるくらい人が集められないってことです。

これを見て、普段大阪ではほとんど感じられないんですが、地方って相当人が減ってるんじゃないですかね?


でも地方に行っても、その観点で焦ってる人や危機感を感じてる人にほとんど会ったことないです。


私が住もうとしている備前市でも、

「選挙権を持つ人の人数」

が155人減っていると、先日報道されてました。

現在の備前市の総人口は約34000人なので、割合でいうと0.5%程度です。

ただ、毎年毎年これが続くとジワジワ効いてきそう。


それと、この「選挙権を持つ人」っていうのがポイントで、現在は18歳以上の人が選挙権を持っています。

基本的に高校3年生以上ってことに。

そうすると、進学などで都会に出て行く人もこの数の中に含まれることになり、今後も増えて行くのではないかと。

留学生の進学指導をしていて最近特に思うのは、「地方大学に日本人は行きたがらなくなってきた」こと。

その結果、そういう「日本人に選ばれなくなった地方大学」は留学生の獲得に走る、っていう構図。


地方の人口が減少しているっていう情報は、報道などで見聞きしてきましたが、本当の意味で実感したのは今回が初めて。


地方、どうなって行くんでしょうね〜


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