私は、まだ全く移住などを考えたなかったはずの2年前に、こんな記事を書いてます。


☆☆☆☆☆☆☆


日本はホンマに災害が多い国です。

2011年の地震と津波、今年も最近では、豪雨による堤防決壊で河川が氾濫したり、昨日のニュースでは阿蘇山が噴火したり・・・

あと、台風などで豪雨になると山の方では土砂崩れが起き、平地では雷や竜巻、海沿いでは高潮など、
日本って安全なとこなんて無いんちゃうの?っていうくらい今年は特に凄い!

被災者や関係者の方はホンマに大変な思いをなさってると思います。

胸が痛みます。

また、明日は広い範囲で雨が降りそうですし、台風もまた近づいているようなので、避難してるかたは、くれぐれもお気を付けください


まぁ日本人が昔からこの厳しい自然と闘ってきたからこそ、住居や農業の分野で多大な努力をし工夫を
してきて、その結果、ある意味では美徳とされる、協調性や団結力の強さといった、日本人のメンタリティが醸成されてきたのだと思いますが。


ところで、私は大阪市内のかなり便利ではあるけれども静かで治安もいい場所に住んでいます。

でも、だからといって、今住んでいる場所を終の住み処にしようと思ってるわけではありません。

なぜかというと、大阪市っていうのは、福島、船場、難波、梅田(本来は埋田)っていう地名から分かるように、もともとは海だった場所を埋め立てて作られた場所で、地盤が弱く、さらに上町活断層っていう40㎞にも及ぶかなりデカい活断層が走っている土地で、リスクが非常に高いからです。

しかも、私が住んでるマンションは耐震設計などされてない、かなり築年数が古いマンションなので、
大地震がきたらパタンッって倒れそうなマンションです。

なので、必然的に「移住」について考えるようになりました。


はっきりいつっていうのは分かりませんが、私はオンライン日本語学校を運営しようと思っていて、
そういう形態だと大阪にいる必要性はないので、そっちが本格的にスタートしたら、移住することに
なるかもしれません。

今行ってる学校では、専任の先生や(多分)学生にも必要とされてると思うので、そのあたりはちょっと難しいんですが・・・

あとは、今行ってる勉強会も、移住先が近ければ、月2回くらいなら出張みたいな形でなら、継続できますし。

それから、私がよく閲覧してるブログが、東京から高知県に移住して、そこでの生活を満喫してる、
イケダハヤトさんっていう人気ブロガーのかたのブログです。

まだ東京で消耗してるの?


これ、めっちゃおもろいです

で、これを読む度に、「都会って、既にその優位性を喪失してるよなっ」って感じます。

私が大学生だったころまで、田舎では手に入らないものが、都会に行くと手に入るっていう都会の優位性っていうのがまだ存在してました。

でも、今はネットでの買い物が可能なので、必ずしも買い物に関する優位性っていうのは無くなってますし、仕事に関しても必ずしも都会にいないとできない仕事っていうのが減ってきてるように感じます。

私は、日本語学校も田舎に移るべきで、そのほうが学生の日本語能力も伸びるっていう画期的なアイデアを持ってるんですが、それはまた別のエントリで書きます。

今までは、定年してから、老後を田舎で過ごすために移住するっていうケースしかありませんでしたが、今は田舎に移住するっていうハードルがどんどん低くなってます。


☆☆☆☆☆☆☆


ところで私、岡山出身なんです

岡山って田舎のイメージがあると思いますが、その中でもかなり田舎出身です。

こんなカンジのとこです。








良く言えば、空気が美味しいところです(笑)


でも、田舎で育ったおかげで、食べられるキノコと食べられないキノコの判別ができるし、それを煎じたらお茶になる草も見たら分かります。

結構サバイバルできそう。

岡山は果物の栽培が盛んなので、その季節になると、近所の農家の方が桃やらぶどうやら持ってきてくれて、普通に食べてました。

だから、私は岡山にいた頃は果物を買ったことがなくて、大阪に来てスーパーで桃やぶどうの値段を見て、のけぞりました。

高いんすね

知らんかった・・・


まぁそれはそれとして、自分のふるさとは岡山なので、将来は岡山に移住するのもいいんちゃうかなぁって漠然と考えてました。


で、ずっと福島の原発事故の後、岡山に移住する人が増えてるっていうニュースをよく目にしていたので、この「岡山移住組」っていう本を読みました。


Amazon

この本によると、2011年3月~12月の、東京都からの移住者は32%増、福島県からは400%増となって
いるそうです。

また、2011年、2012年と、転入超過になっています。

そして、復興庁発表の2013年9月12日現在の岡山県への避難者は1011人に上っています。


なぜ岡山が人気なのかというと、

1 自然災害が少ない

岡山は地震が少なく、活断層もわずか3本。

そして、たとえ地震が起きても津波の危険性は少ないとされていて、台風の被害もかなり少なくなってます。

また、一番近い島根原発からは120㎞の距離ですが、中国山地があるため、放射能汚染は少ないと想定
されてます。

2 気候が温暖で過ごしやすい

晴れの国って言われるほど、降水量1ミリ未満の日数が全国1位で、日照時間も長いため、農業を始めようと思っているひとにはもってこいです。

3 交通のアクセスが地方都市の割にはいい

岡山駅には全てののぞみが止まりますし、岡山空港へも岡山駅からバスで30分です。


っていうカンジで、色々とメリットが多いんですよね。


この本に出てくる、移住した人も、初めての環境に戸惑いながらもこの土地で充実した生活を送って
いらっしゃいます。

天然酵母のパン屋を営んでいる夫婦、農業を始めた家族、有名な棚田がある町で薬膳カレーを作って
いる夫婦などがいらっしゃいます。

で、最初の25ページが写真なんですが、この写真がまた超素敵

取れたての新鮮な野菜や、そういう食材を使った美味しそうな料理

そして、何より家族、特に子供達の笑顔がとても印象的。

いい笑顔です。

この本を読むと、特にお子さんがいらっしゃる方にとっては、その環境がかなり重要になってることが
分かりますね。


こういう本を読んで初めて、私が当たり前って感じていたことが、かなり豊かなことだったんだっていうことに気づかされました。

まぁ県民性とか、一筋縄ではいかないこともあるし、生活が不便だったりもしますけど、私にとっては
地元なんで慣れてます(笑)


なので、ゆくゆくは岡山移住をマジで考えてみてもイイかなって思ってます。


ほな、さいなら!


☆☆☆☆☆☆☆


という内容!

2年後の自分を予期してたかのような内容になってます。