最近、こんな2つのニュースを目にしました。
地場企業希望就職先で中銀1位 本紙ランキング、職場環境を重視
就活学生「銀行離れ」の実態、メガは強気で地銀は窮地
いかがでしょう?
非常に対照的な結果じゃないですかね?
上の方が岡山県の山陽新聞のアンケート結果で、下がダイアモンド・オンラインの記事の転載です。
銀行離れ関連では、こんな記事もあります。
就職先人気企業ランキング 文系男子TOP10から銀行が26年ぶりに姿を消す
確かに、銀行離れが都市部だけの現象ではないのでしょうが、山陽新聞社のアンケート結果とは大きく乖離しています。
そしてこれは岡山に限らず、地方の「親が喜ぶ子供の就職先」としては、
てな感じなんじゃないですかね?
でもこのラインナップって、2以外は斜陽産業以外の何物でもありません。
上記の山陽新聞のアンケート結果でも、10位以内に金融機関が3つ、百貨店が1つ、新聞社が1つと斜陽産業がかなりの割合でランクインしちゃってます。
山陽新聞なんて、ウェブ上の記事はほとんどすべての記事に鍵をかけていて、読者登録しないと読めない仕組みを作っていますが、これなんかも時代に逆行しています。
☆☆☆☆☆☆☆
どうして地方の就活生は、こういう発想になってしまうのでしょう?
私は、その理由として2つあると考えています。
1 就活生の親世代より上の世代が、従来の価値観を大事にしすぎて時代の変化とマッチしてない
2 就活生世代は、親の価値観を真に受けている
があるのではないでしょうか?
1については、都市と地方を行ったり来たりしてる私がよく感じること。
やっぱり地方の、特に私より上の世代の人の感じ方、思考、発想、価値観が超昭和っぽいと感じます。
それで上手くいくこともあるんですが、すでに社会は変化しつつあるのでフィットしない部分も多々出て来ます。
例えば人口減少が著しい地域がいくら外国人観光客を呼ぼうと思っても、Wi-Fiやクレジットカード決済に対応できずインフラが昭和なままだったら、おそらく誰も来てくれません。
それから2に関しては、1に対してよりもっと危機感を感じます。
おそらく都市部の高校生と地方の高校生は、色んな点で格差がありそう。
その最もギャップがありそうなのが、「情報リテラシー」。
これも地方に行くとしみじみ感じるんですが、地方の人はその人が属してる世界の半径が狭い、ってこと。
都市部の高校生も大して世界が広いわけではありませんが、例えば私の別宅がある備前市の高校生ってほとんど地元にいてたまに岡山市に遊びに行くっていう程度でしょうが、少なくとも大阪の高校生は京都へ行ったり神戸に行ったり、ダイビングが好きな人だと和歌山に行ったりしてそうです。
行動範囲の広さが、かなり違ってるように感じます。
そして、こういう情報格差の開きに拍車をかけてるのがネットとSNSです。
例えば、「銀行は斜陽産業で、メガバンクでは3.2万人のリストラが予定されている」なんて情報は、ネットを見ればいくらでも出て来ます。
ところが、こういうニュースってどういうわけか大手新聞社は取り上げるものの、地方新聞やテレビニュースではあまり取り上げられません。
その結果、地方新聞しか読まず地上波しか見てない地方の大学生は、こういう情報を手に入れにくくなってしまいます。
また、SNSもFacebookしかしてない人は、結局内輪の情報だけで満足したり・・・
とりあえず私が考える打開策は、
1 親世代は自分の就活時代と現在は全く別の社会だと認識し、子供に自分の価値観を押し付けない
2 地方の就活生は、地元や業種や職種に執着せず、色んな世界を見てみる
です。
地方に行くと、ちょっと親世代も大学生世代も既成概念に縛られてるっていうか、今までの社会に考えが偏っていると感じることが多いです。
特に、地方の若者世代と話すと、思った以上に保守的だったり。
っていうか、今までもそうだったからこれからも多分そう、って無意識に考えている人はどの世代にもある一定数存在します。
でも時間は前に進んでるんだから、過去を振り返ってそれを重視しすぎず未来志向で変化を受け止めた方がいい結果が出るんじゃないですかね?
銀行が安定してるなんて、いつの時代の話なの?と上記のアンケートを見ると思わずにはいられません。
以上、akky でした!
※2018.9.26 追記
また最近、こんな記事も出てます。
金融庁、不動産投資への過剰融資を抑制 銀行の審査体制を点検 個人向け、不良債権化防ぐ
地銀は金融庁によってどんどん締め付けられて、早晩二進も三進もたちいかなくなりそうです。
地場企業希望就職先で中銀1位 本紙ランキング、職場環境を重視
就活学生「銀行離れ」の実態、メガは強気で地銀は窮地
いかがでしょう?
非常に対照的な結果じゃないですかね?
上の方が岡山県の山陽新聞のアンケート結果で、下がダイアモンド・オンラインの記事の転載です。
銀行離れ関連では、こんな記事もあります。
就職先人気企業ランキング 文系男子TOP10から銀行が26年ぶりに姿を消す
確かに、銀行離れが都市部だけの現象ではないのでしょうが、山陽新聞社のアンケート結果とは大きく乖離しています。
そしてこれは岡山に限らず、地方の「親が喜ぶ子供の就職先」としては、
- その地域でトップの銀行
- その自治体の「〜県といえばこの企業」的な代表的企業(岡山の両備みたいな)
- 百貨店
てな感じなんじゃないですかね?
でもこのラインナップって、2以外は斜陽産業以外の何物でもありません。
上記の山陽新聞のアンケート結果でも、10位以内に金融機関が3つ、百貨店が1つ、新聞社が1つと斜陽産業がかなりの割合でランクインしちゃってます。
山陽新聞なんて、ウェブ上の記事はほとんどすべての記事に鍵をかけていて、読者登録しないと読めない仕組みを作っていますが、これなんかも時代に逆行しています。
☆☆☆☆☆☆☆
どうして地方の就活生は、こういう発想になってしまうのでしょう?
私は、その理由として2つあると考えています。
1 就活生の親世代より上の世代が、従来の価値観を大事にしすぎて時代の変化とマッチしてない
2 就活生世代は、親の価値観を真に受けている
があるのではないでしょうか?
1については、都市と地方を行ったり来たりしてる私がよく感じること。
やっぱり地方の、特に私より上の世代の人の感じ方、思考、発想、価値観が超昭和っぽいと感じます。
それで上手くいくこともあるんですが、すでに社会は変化しつつあるのでフィットしない部分も多々出て来ます。
例えば人口減少が著しい地域がいくら外国人観光客を呼ぼうと思っても、Wi-Fiやクレジットカード決済に対応できずインフラが昭和なままだったら、おそらく誰も来てくれません。
それから2に関しては、1に対してよりもっと危機感を感じます。
おそらく都市部の高校生と地方の高校生は、色んな点で格差がありそう。
その最もギャップがありそうなのが、「情報リテラシー」。
これも地方に行くとしみじみ感じるんですが、地方の人はその人が属してる世界の半径が狭い、ってこと。
都市部の高校生も大して世界が広いわけではありませんが、例えば私の別宅がある備前市の高校生ってほとんど地元にいてたまに岡山市に遊びに行くっていう程度でしょうが、少なくとも大阪の高校生は京都へ行ったり神戸に行ったり、ダイビングが好きな人だと和歌山に行ったりしてそうです。
行動範囲の広さが、かなり違ってるように感じます。
そして、こういう情報格差の開きに拍車をかけてるのがネットとSNSです。
例えば、「銀行は斜陽産業で、メガバンクでは3.2万人のリストラが予定されている」なんて情報は、ネットを見ればいくらでも出て来ます。
ところが、こういうニュースってどういうわけか大手新聞社は取り上げるものの、地方新聞やテレビニュースではあまり取り上げられません。
その結果、地方新聞しか読まず地上波しか見てない地方の大学生は、こういう情報を手に入れにくくなってしまいます。
また、SNSもFacebookしかしてない人は、結局内輪の情報だけで満足したり・・・
とりあえず私が考える打開策は、
1 親世代は自分の就活時代と現在は全く別の社会だと認識し、子供に自分の価値観を押し付けない
2 地方の就活生は、地元や業種や職種に執着せず、色んな世界を見てみる
です。
地方に行くと、ちょっと親世代も大学生世代も既成概念に縛られてるっていうか、今までの社会に考えが偏っていると感じることが多いです。
特に、地方の若者世代と話すと、思った以上に保守的だったり。
っていうか、今までもそうだったからこれからも多分そう、って無意識に考えている人はどの世代にもある一定数存在します。
でも時間は前に進んでるんだから、過去を振り返ってそれを重視しすぎず未来志向で変化を受け止めた方がいい結果が出るんじゃないですかね?
銀行が安定してるなんて、いつの時代の話なの?と上記のアンケートを見ると思わずにはいられません。
以上、akky でした!
※2018.9.26 追記
また最近、こんな記事も出てます。
金融庁、不動産投資への過剰融資を抑制 銀行の審査体制を点検 個人向け、不良債権化防ぐ
地銀は金融庁によってどんどん締め付けられて、早晩二進も三進もたちいかなくなりそうです。