akkyの2拠点生活奮闘記

日本語教師 akky が大阪と岡山で2拠点生活を行います。 どういう経緯で2拠点生活をするのか? 実際にどんな準備をするのか? 生活がスタート後は日々の暮らしを綴っていきます。 ご連絡はこちらまで。 → akky.nikyoten@gmail.com 2拠点生活を考えている人はもちろん、都市にしろ地方にしろ1つのエリアでしか生活してこなかった人、特に若い人にもう一方の生活や両者の違いについて知っていただけると嬉しいです。

2019年10月

備前市はもう旧閑谷学校の世界遺産登録を目指さないほうがいいです

先日、こんな記事を見ました。この記事の中に、

2002年から展開する世界遺産登録運動の成功を誓った。

と書いてあり、「うーん」って感じ。 

あ、ちなみに私が旧閑谷学校へ行った時はこんな感じでした。




私は個人的に、もう世界遺産登録は旧閑谷学校であれ備前市の他の観光地であれ目指さないほうがいいんじゃないの?って考えています。

その理由は、以下の2つ。


1 既に世界遺産の数は多く、今から登録されても旨味が少ないから

2019年現在で、世界の世界遺産件数は1121件だそうです。

かなり多くないですか?

旧閑谷学校が世界遺産に登録されたとしても、その頃にはさらに多くの遺産が増えていることは想像に難くありません。

この世の中、例えばダイアモンドのように数量が少なければ少ないほど価値が上がるものなので、私が大学生の時にホームステイしていたイギリスで観光したカンタベリー大聖堂



くらいなら当時は世界遺産の数も少なく価値も高かったですが、分母が増えてから登録されても観光資源としての価値はあまり上がらないと考えられます。 

登録されたとしても差して価値が上がらないことに注力するより、他のことに目を向けたほうがいい。

 
2 仮に登録されたとして、そこまでのインフラは大丈夫なのって思うから

まず最初に前提として、世界遺産登録を狙うってことは、日本人だけじゃなく海外からの観光客をターゲットにしてるってことですよね?


私の知る限りにおいて、旧閑谷学校までってバスと車以外に足がありません。

でも、バスはあるにしても吉永駅からしか無いので、伊部や西片上からは行けません。

その上、市営バス、こんな感じです。

備前市営バス 吉永線

備前市営バス 南北閑谷学校のぞみ線



JRは山陽本線も赤穂線も、旧閑谷学校付近には駅がありませんし。

こんな感じで、外国人観光客が大挙した場合、本当に対応できるの?

定員はどちらも9名だし、おそらく観光客が多く訪れると予想される土日は便数が極端に少なくなってそう。

だからと言ってタクシーで行くにしても、どの駅から行ってもまあまあ金額はかかりそうです。


こう考えると、仮に世界遺産に登録されても公共交通インフラがこんなだと、観光客の満足度もダダ下がりで、それがトリップアドバイザーのレビューに書かれちゃったりしたら、すぐに誰も来なくなります。

備前市の人が今ひとつ分かってないと思うのが、彼らは基本公共交通機関しか使えないんです!

自分たちがマイカーで移動するからというだけの理由で、そこを発想のスタートにしてしまうと、外国人観光客の欲しがっているものとは全く異なる的外れな打ち手を行なってしまいまねません。


☆☆☆☆☆☆☆


1の理由もそうですが、2の理由に関して今からインフラを強化するにしても、おそらく地元住民ファーストの施策が行われ、外国人観光客へのものは二の次三の次になりそう。

それだったら、たとえ世界遺産登録が成功しても上記のような理由があるのだから、いっそのことそういう目標は持たないほうがいいんじゃないの?

私には、そういうことよりも外国人観光客を増やすための方法がいくらでもあるように思えて仕方ありません。


また、その辺はおいおい。


以上、akkyでした!


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2拠点生活をしてると気づく、大阪市と備前市の飲食店の違いとその理由

2拠点生活をしていると、1拠点生活をしているだけでは気づかないことにどんどん気づくことがあります。

というわけで、今日は大阪市と備前市の飲食店の違いについて書きます。


結論から書くと、

備前市の多くの飲食店ではランチとディナーのメニューに差が無い 

ってこと。

それに伴って、昼も夜も値段が同じになってます。


先日、日本一長いと言われている天神橋筋商店街を歩いていた時のこと。

こういう看板見かけました。

居酒屋 ランチメニュー 天神橋筋商店街


このお店、確か焼き鳥屋さんだったか居酒屋さんだったように思います。

ランチの定食、安いこと安いこと!

看板の右下部分に書いてある、その日限りのB定食も気になるところです。


私はお昼を食べる時には、備前市よりも大阪市の飲食店のほうが割安感を感じます。


おそらくこのお店は、ランチの利益率はそれほど高くなく、おそらく最初からそれを目的にしておらず、ランチを提供することで夜の集客につなげようというビジネスモデルではないかと考えます。

やっぱり、飲食店にとっては料理よりもお酒の売り上げが利益率が高いから。


それにひきかえ、備前市の飲食店ではランチもディナーも同じメニューなので、同じ値段です。

これ、どうしてだか分かります?

私は、理由が2つあるんじゃないかと考えています。


1 失われた30年で外飲みっていう習慣が減ってしまった

私はその頃の備前市をほとんど知らないので推測になっちゃいますけど、バブル期くらいまでは備前市民も頻繁に外飲みしてたんじゃないか、って思います。

ところが、その後の失われた30年で所得がそれほど増えず物価だけが上がっていく状況下で、外飲みっていう習慣が減ったんじゃないか、と。

やっぱり、飲食店でお酒を飲むより、コンビニでお酒買って宅飲みするほうが圧倒的に安くつきますし。

わざわざその店に行ってお酒を飲む目的みたいなもの、例えば雰囲気がめっちゃ良いおしゃれ空間であるとか、マスターとかママがめっちゃ気さくで喋りに行きたい、とかがあれば別ですが、そうではなくただ酒が飲みたいだけだったら自宅で十分です。


2 車社会で飲酒運転を避けたい

これ、結構大きいんじゃないですかね?

私が子供の頃は、周りの大人たちは平気で飲酒運転してましたけど、今はそういうわけには行きませんからね。


大阪だと公共交通機関が色々あるので、お酒を飲んでも自宅に帰れる手段は色々あります。

ところが、備前市では移動はマイカーのみっていう選択肢しかない人が多いです。

なので、お酒の席の後はJRで帰ろうっていう発想にならない人が多い印象。

たとえJRの駅近に住んでいる人でさえも。

まあ「歩ける距離」の定義が、大阪市民と備前市民とでは大きくかけ離れてますしね。


☆☆☆☆☆☆☆


大阪市の飲食店は、ランチであまり利益が見込めない安めの料理を提供するものの、そこでお客さんに「美味しい店」と思わせ、ディナーの常連客になってもらうっていうビジネスモデルなんでしょう。

一方で、備前市の飲食店はお酒の売り上げが期待できないため、利益率の低い料理だけの売り上げしか期待できず、薄利多売的なビジネスに陥っているという気がします。

そのせいで、ランチ価格を設定するとさらに利益率が減ってしまうので、ランチもディナーも同じメニューにせざるを得ないんじゃないでしょうか。


そもそも、大阪市と違って備前市の飲食店は限られており、お客さんに選んでもらいたいっていうインセンティブがあまり働かないのかもしれませんね。


でも、そういう状況から、例えば日替わり定食などを設けて客側が割安感を感じるようにして、ディナーは割高ではあるけれども客側がそれでも納得してお金を使ってくれるような仕組みを作ったほうが、利益率は上がるんじゃないかと思います。

1拠点生活、例えば備前市にしか住んだことがない人にとってはランチとディナーのメニューが同じっていうのは当たり前かもしれないんですが、2拠点生活で都市部と地方を行ったり来たりしてる私にとっては超不思議!

なので、備前市の飲食店の経営者さんに提案したいのは、もうちょっと色々とビジネスで工夫できる余地があるんじゃないか考えてみはったらどうですか?ってこと。


ちょっと最近、備前市の飲食店って大丈夫かな?って思うことがあったので、このエントリを書いてみました。


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備前焼祭で藤田祥さんの平皿を買ったので盛り付けの実験をしてみた

先日のエントリ



の通り、備前焼祭でいくつか備前焼を購入しました。

その中で、特に藤田祥さんのちょっと緑がかった色の四角い平皿が気になっていて、この皿にちょっと料理を盛り付けてみようと思い立ちました。

で、私の仮説は、

緑っぽい茶色には赤い料理が合うんじゃないか?

というものです。

というわけで、トマトベースのペスカトーレを作ってみました。


まず、何も盛り付けてない状態のお皿がこちら。

藤田祥さん 四角 平皿


買った時にはあんまり気がついてなかったんですけど、丸い部分の一部が青っぽいんですね。


で、ペスカトーレを持った状態がこちら。

ペスカトーレ 藤田祥さん 四角 平皿


いかがでしょうか?

もうちょっと引きの違う角度から撮ったのがこちら。

ペスカトーレ 藤田祥さん 四角 平皿2


若干、実際の色をこの画像では忠実に再現できてない気もするんですが、まあイメージとしてはこんな感じですかね。
 
っていうか、パスタの量多かった!

いつもバイトくんが食べてくれる時は1人100g計算で茹でていて、今回も無意識にその量で作っちゃったんですけど、80gくらいがこのお皿には適量っぽい。

また、それで盛り付けてみたいと思います。

(あ、因みにムール貝は西片上の47(フォーティーセブン)って業務スーパーで、冷凍ですが200円台で買えちゃいます。)


これだけでは料理と器の映え加減が分かりにくいと思うので、比較物を提示してみます。

これも、最近作った海鮮塩焼きそば。

海鮮塩焼きそば 藤田祥さん 四角 平皿


どうでしょう? 

悪くはないけど・・・って感じじゃないですか?

まあ、この辺りは好き好きかなとも思いますが、私はやっぱり赤いほうが映えるような気がします。


というわけで、料理の量や盛り付け方、画像の取り方、テーブルクロスのようなファブリックとの組み合わせなど、色々試しながら試行錯誤していこうと思ってます。


以上、akkyでした!


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備前片上駅前に今年の5月にオープンした Cafe Ririn さんに行って来た

先日、備前片上駅前のベスト電器に用事があり久しぶりに行ってみたところ、駅を出てすぐ左手になにやらカフェが営業してました。

その時は他に用事があって行けなかったので、今日ランチを食べに行くことに。


外観はこのような感じ。

cafe ririn  外観


お店の方の話によると、この建物は以前にも飲食店として使われていたそう。 

お腹空いてたんで、ハンバーグプレートを注文。

ハンバーグプレート cafe ririn


ハンバーグでかい!

とりあえずハンバーグを一口食べてみたところ、美味い!

多分、大阪のその辺の洋食屋さんなんか比べ物にならないくらい美味かったです。

ハンバーグは、手作り感満載のどちらかというとふんわりしっとり系。

それと、ハンバーグってハンバーグ自体の味とソースの味のバランスが難しかったりするんですが、トマトソースも酸味が強すぎずちょうど良い塩梅。


で、他のランチメニューがこちら。

ランチメニュー cafe ririn


きつねうどんっていうのが愛嬌あります。 

それと、パスタの「ミートボール」っていうのが個人的に気になります。


ドリンクメニューはこちら。

ドリンクメニュー cafe ririn


結構色々種類あります。 


備前片上駅周辺って、食べるところ何もなかったし、味も美味しいしで嬉しいです。


また来ます。

お店のインスタ(→Cafe Ririn)貼っておきます。




ごちそうさまでした!


以上、akkyでした!


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2019年10月20日のお昼の賄い「自家製ベーコンとポルチーニのクリームソースパスタ、ローストチキン、アンチョビポテト」

記事の順番が前後しますが、昨日の備前焼祭のエントリの前にバイトくんが来てくれていて、またお昼の賄いを作りました。

いつもは午後来てくれるのですが、この日は午後から用事があるということで午前出勤。

なので、土曜日の仕事が16時終わりそこから準備して備前に移動しようと思うと備前到着が遅くなるためいつもは日曜日に移動していたのですが、そういう事情で前日の土曜日に移動してみました。

土曜日に移動したのは初めてだったのですが、仕事終わりに移動しても意外とそれほどしんどくないのと、到着がそこまで遅くならないということに気づくことができて良かったです。

何事も、試しにやってみないとわからないことって多いもんですね。


というわけで、自家製ベーコンとポルチーニのクリームソースパスタとローストチキン、アンチョビポテトがこちら。

ポルチーニのクリームパスタ、ローストチキン、アンチョビポテト


ここ最近、バイトくんと2人でパスタを食べるときは1人100g計算で茹でてます。 

なので、若干多いかなって思ったし、私が風邪気味でいつも以上に食欲がなく取り皿3杯で満腹に無っっちゃったんですが、バイトくんはガツガツ食べ進めて完食してくれました。

やっぱ高校生男子はこうでなくちゃ。


私「もう◯◯くん(彼の名前)って、私が作ったクリーム系のパスタしか食べられない舌になっちゃってるかもね。」

バイトくん「でもマジうまいっす。」

(ちょっと会話的には若干噛み合ってない気がしますが)

私「大阪でもクリーム系のパスタが美味い店って、ホンマに限られてるからね〜。で、もう閉店しちゃったけど大阪で一番美味しいと思ってたパスタ屋さんがあって、バイトくんへの賄いを作ることによって、できるだけその店に近い味のパスタを再現しようとしてるんだよね。ほんで最近は、その味に近づいてるかもって思って来てる。」

バイトくん「そうなんすか。」

私「大阪でもそんな感じで、岡山でも美味しいと言われるイタリア料理屋でクリームパスタ食べたことあるけど、・・・ってお店ばっかりだった。」

バイトくん「マジっすか?」

私「マジです。あ、因みに大阪のしまっちゃった店ってクリームパスタは安定の美味さだったけど、もっと美味しかったのがジェノベーゼのパスタ。」

バイトくん「ジェノベーゼって、太麺のパスタでしたっけ?」

私「じゃなくて、ソースの種類。ニンニクと松の実とバジルを潰してペースト状にして、そこにチーズとオリーブオイルを加えたソース。今度作ってみようか?」

バイトくん「食ってみたいっす。ありがとうございます。」


だいぶ前のエントリですが、実際にジェノベーゼソースを作ってみた時のエントリ。




で、会話の続き。

バイトくん「これ(アンチョビポテト)ってどうやって作るんですか?」

私「これ、超簡単!あらかじめアンチョビを炒めておいて、それをマヨネーズに投入。で、茹でたジャガイモと混ぜるだけ。」

バイトくん「簡単っすね。あと、このチキンめっちゃ柔らかいです。」

私「チキン自体は輸入の安いやつなんだけどね。ローストチキンは下味をつけて、最初両面を強火で焼き目がつくくらい焼いてから、アルミホイルに包んでレンジに投入して焼くだけ。ポイントはレンジから出したばかりの焼きたてを切らないこと。アルミホイルに包んだ状態でレンジの中に10分くらい置いておくと、肉汁が閉じ込められて柔らかく食べられるんだよね。」

バイトくん「なるほど!」


なんかバイトくんの中ではこれらの料理は手がかかる料理だったみたいなんですが、私の料理は基本「放置」が多いので待ち時間はある程度必要になりますが、手は込んでません。

それと、今回みたいに彼は色々料理の作り方を質問してくるので、「家で料理作ってみたりした?」と聞いたところ、「なかなか機会がなくて」とのこと。

彼の家ではお母さんが基本料理をするそうで、地方のそういうお宅で息子くんが料理を作る機会って、そうそう与えられないんですよね。


☆☆☆☆☆☆☆


私がこちらで見聞きした情報によると、こちらで料理をする女性っていうか主婦の方って、自分が出来る範囲でしか料理をしないんじゃないかと思います。

つまり、今まで作ったことがない料理は作らないってこと。

なので、基本的に家でそういう人が作った料理ばかり食べて来た人って、非常に狭い範囲でしか料理を知らないってことになります。

特に岡山県民って、47都道府県の中でもっとも外食をしない県民なので、本当に家の料理が全てって家も結構ありそう。


なので、今の所備前邸で賄いを食べてくれるバイトくん1人だけですが、そういう状況を私の料理で打破していけたらいいなって思ってます。


以上、akkyでした!


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色んな人が声をかけてくれた2019年第37回備前焼祭

2019年の今年も、行って来ました備前焼祭。

今年で37回目だそうです。


午前中はバイトくんが漆喰塗りに来てくれていて、また別エントリに書きますがお昼も一緒に食べてウダウダ喋ってしまい、赤穂線に乗り遅れたため急遽宇野バスで伊部へ行くことに。

ただ、めっちゃ渋滞してたので、到着したのが14時半。

というわけで、今年も効率的に回らざるを得なくなりました。


伊部駅前。

2019 備前焼祭 伊部駅


そして、反対側。 

2019 備前焼祭り



今年は私が今まで来た備前焼祭りの中で、一番人が多かったかも。 


今回もあまり時間がなかったこともあり、備前焼祭の様子はほぼ撮影してません。

すみません。


一般的なお客さんはじっくり備前焼を手に取ったりお店の人に色々話を聞きながらゆったり買い物を楽しんでいたのにひきかえ、私はお目当の商品があるかどうかを血眼になって探しながら超高速で移動してたんで、他の人からは変な客に見えていたかもしれません。


ただ、今回の備前焼祭では、あちこちでakkyさん(もちろん本名のほう)って声をかけられることが多く、1年以上備前市内であっちへウロウロこっちへウロウロしてると、顔見知りも増えるんだなぁ〜ってことを実感。


そして、戦利品はこちら。

2019 備前焼祭 戦利品1

2019 備前焼祭 戦利品2


2019 備前焼祭 戦利品3



いかがでしょうか?

若干角度を変えて撮ってみました。


左下の3つは、割り山椒というんですが、大阪邸に持って帰っていたものを割ってしまったので、今回再購入。

あと、真ん中の宝瓶は煎茶を嗜もうと思い、購入。

他の器は、どんな料理にでも比較的使えそうなものを選んでみました。



忙しなかったけど、楽しゅうございました。


あと、こういう作家ものって、その器で食べている時に作家さんに想いを馳せることができるので、そういう意味では大量生産されてる器でいただくのとで大きな違いがあるな、って思います、


以上、akkyでした!


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高校生バイトくんの定期テスト「現代文、古文、英語」のフィードバック

うちに来てくれてる高校生バイトくんの中のサッカー部員男子くんの、学校の定期テストのフィードバックを行いました。

フィードバックといっても、彼は賢いようで間違いもあまりなかったので、間違ったところについて、


  1. なぜ間違ったのか?
  2. 正しい答えは何か?

と、その関連の解説をしただけですが。 

なので、今から科目別に私が行った解説を載せていきます。


☆☆☆☆☆☆☆


1 現代文

・「AはBと同じである」っていうような文のBを考えさせる問題の考え方

現代文のテストに使われていた文章の、上記の文なんですが、この文の中でAは明示的に書かれてませんでした。

なので、Aは何か?ってところから考えてもらうことに。

彼はカンがいいので、改めて落ち着いた状態でこういう聞き方をすれば、何が主語だったのかすぐに把握できてました。

やっぱテスト中って焦ったりしますしね。


・文章全体の内容と一致する選択肢を選ぶ問題の時は、文末に注意する

彼の学校の現代文は種類が2つあって、ザックリ分けると精読と速読みたいな感じ。

で、速読の方は文章の量がかなりあり、彼の場合最後のほうの問題は明らかに時間がなかったような回答用紙でした。

で、これはかなりテクニカルなことなので本来であればあまり教えないほうがいいかもと思ったんですが、あとちょっとしか時間が無い時のみ使えるテクニックとして、選択肢の文末が「〜なければならない」や「〜べきだ」の時はその選択肢が正解である確率が低い、ってことを伝えました。

言い切りすぎなんですよね。

また、「全てが」や「全員が」などが入っている選択肢も怪しいとも言いました。


内容一致の4択では、選択肢の2つくらいはこういう文末になっていることが多く、あと1分しか時間が無い時などは、4つの中から平等に選ぶと政界の可能性が25%であるのに対し、4つの中から2つを除外できればその可能性が50%に高まります。


2 古文

・品詞の概念の確認

彼、古文に苦手意識があり、当時の日本語の品詞の概念もあまりよく理解できていない感じでした。

私「品詞って分かる?」

高校生男子「形容詞とかそういうことですか?」

私「そうそう!じゃー助動詞ってどういう働きをする品詞か分かる?」

高校生男子「よく分かんないっす。」

私「助動詞って、その漢字を見たら分かるように、動詞を助ける働きをするんだよね。」

高校生男子「英語のcanみたいなもんですか?」

私「そうそう!だから、例えば現代の日本語で推量を表そうと思っても、動詞の活用だけではそれが不可能だから『う』(「だろう」の「う」)っていう助動詞に助けてもらうんだよね。」

高校生男子「あー、分かりました。」


っていう感じで、この時話していた現代の日本語を古文の文法に置き換えて改めて説明したところ、腑に落ちていたようでした。


・活用形の覚え方

活用形って見てるだけでは覚えにくいので、私高校生の時は声に出して覚えてました。

なので、そのことを彼に提案。

例えば、打ち消しの助動詞「ず」だったら、未然、連用、終止、連体・・・の順に、「ず、ざら、ず、ざり、ず、ぬ、ざる、ね、ざれ、ざれ」といった具合。


・敬語の種類と、誰の行動で誰に対する敬語なのか?

これ、ホンマど定番の設問ですよね。

彼に聞くと、尊敬語と謙譲語の違いは分かっていたので、どの動詞が尊敬語でどの動詞が謙譲語なのかにいちいち意識して読むことを提案。

それと、当時の日本語は主語を明示せず、あたかも「敬語の種類で主語を類推しろ!」と言わんばかりの記述だったので、「誰が」っていうのが書かれていない文は動作主が誰なのか考えながら読んでね、と伝えました。

この点において、古文とスペイン語って似てるんですよね。

主語を言わなくても動詞の形を見たら誰の行動か分かるっていう。


ちなみに以前、古文のメジャーな物語などのストーリーを知っておけばその場面が出題された時に、登場人物の関係性がすぐ把握でき、こういう問題が解けやすくなるから、漫画でもいいから源氏物語とかは読んでおいたほうがいいよ、って伝えました。


3 英語

・品詞の概念の確認

古文も英語もそうなんですけど、自分が普段あまり触れていない言語を理解するのに、品詞の概念はそれを助けてくれると私は思ってるんですけど、日本語教育なんかでもあんまり品詞って注目されていない感じがします。

彼の場合もそうで、品詞をあまり需要なものだと思ってないように私は感じました。

で、本来「carefully」って書かないといけない部分に、彼は「careful」って書いてたんですよね。

私「形容詞って、どういう働きをするものか分かる?」

高校生男子「主語を説明する、とかですか?」

私「うーん、そういう時もある!結論から言うと、名詞を説明するんだよね。だから、『赤い車が目の前を走っている。』とかいう文だと、確かに主語を説明してるんだよね。」

高校生男子「なるほど!」

私「じゃー、副詞って何か分かる?」

高校生男子「分かんないっす。」

私「形容詞が名詞を説明するのに対して、副詞は動詞や形容詞を説明するんだよね。」


だいたいここまでの説明だけで、彼は正しい答えを理解してました。


☆☆☆☆☆☆☆


他にもまだちょっと色々説明したと思うんですが、もう彼がテストを持って帰っちゃてて、今何も残っていないので覚えている範囲だけで書きました。

彼本人にも言ったんですが、間違えた箇所を左一考することにより、次同じような問題が出ても正解することができるようになれば、間違いの総数が減り、さらに高得点が狙えるようになります。

なぜかは分からないんですが、私は意外と大学の受験勉強の内容をまだ覚えていたりするので、その知識に加え日本語教師で身につけた知識、読書などで身につけた知識など、持てるものを余すところなく彼らに伝えていけたらいいなと思ってます。


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JR奈良駅近くの「三五夜」さんで、煎茶体験して来た

備前市って、私の地元の隣町である赤磐市とは全く違って、いたるところに茶室があります。

茶室といえば茶道、茶道といえば抹茶で、それはそれで備前市での生活に取り入れたりしたいなどという興味はあるんですが、今回はちょっとそっちは置いといて煎茶体験をして来ました。

ひょんなことからこちらの三五夜さんを知り、行って来ました。


入り口はこんな感じ。

三五夜 暖簾


暖簾が風情あっていいですよね〜

私も暖簾が欲しくてとある方にお願いしてるんですが、なかなかお忙しいようでまだ完成には時間がかかりそう。 


で、こちらの三五夜さんはちょっと奥まった場所にあるので見つけにくいんですが、こちらのライトが目印になります。

三五夜 ライト


こういうライトも欲しいんですけどね。 


で、中に入ると玄関はこんな感じ。

三五夜 玄関


この玄関の天井、なんと檜皮葺が使われてるんです!
 
三五夜 檜皮葺



こんなに間近に檜皮を見たの、生まれて初めてです。 

こういうのもいいなぁ〜


三五夜 階段


昔の日本家屋の典型のような急な階段を上がっていくと、まず最初の部屋があり、そこの土間のタイルがまた味があるんです。

三五夜 土間 タイル


なんか懐かしい感じがしませんか? 


色々貼っていきます。

まずは、器などのグッズ関係。

三五夜 茶器1


三五夜 茶器2


三五夜 茶器3


三五夜 茶器4


三五夜 書道道具



で、次に建具関係。

三五夜 障子


欄間も色々ありました。

三五夜 欄間1


三五夜 欄間2



そして、エクステリアというか庭のつくばい。

fullsizeoutput_4ba


いかがでしょうか? 

もうなんか、ここって私が欲しいと思ってるものが全部あるって感じです。


私があっちへウロウロこっちへウロウロしながら色々した質問にも、店主さんは丁寧に答えてくださいました。


私の見学&質問ダイムが終了し、いよいよ煎茶体験へ。

まずは、こちらのにじり口(この画像は部屋の内側から撮ったものです)から入ります。

三五夜 にじり口


お煎茶もにじり口から部屋に上がるんですね!

っていうか、私も備前邸ににじり口欲しいんですよね〜


そこから入って煎茶をいただいたのは、こういうお部屋でした。

三五夜 煎茶 部屋


で、ここからも貼っていきます。 

三五夜 掛け軸 山野草


三五夜 和菓子 柿


和菓子は、季節感たっぷりに柿でした。

そして、一煎目。

三五夜 一煎目



ぶっちゃけ、私は「しょっぱい」と感じたんですが、人によってしょっぱいと感じたい甘いと感じたりするそうです。 

この時にいただいたのは玉露だったんですが、この玉露は三五夜さんでしかいただけないものだそうです。

それにしても、こんなに少量なんですね。


でも、最後の方の五煎目とか六煎目はこんな感じ。

三五夜 煎茶


そして、お点前の様子も。 

三五夜 煎茶 お点前
 

一応私も備前焼絡みで最近茶器に興味が出て来たのでそういう質問をしたところ、他の器を出して来て見せてくださいました。 

三五夜 宝品1


三五夜 宝品2


三五夜 宝品3



この時煎茶を淹れていたのは急須だったのですが、私が宝品について聞いたので宝品のいくつかを見せてくれたというわけ。

宝品って一言で言っても、色々あるんですね。 


☆☆☆☆☆☆☆


本当に、贅沢で有意義な時間を過ごさせていただきました。

なかなか日々の仕事や用事に追われていると、なかなかこういう時間を捻出することは難しいと思うんですが、一度三五夜さんの煎茶体験を受けてみられたら、お茶に対する概念も変わるんじゃないでしょうか?

こちらの店主さんは、もっと煎茶の文化を広めたいと考えていらっしゃるので、ちょっとでも興味を持たれた方は行ってみはったらいいと思います。

私としては、家ではペットボトルの緑茶ではなく、まず自分でお茶を淹れるってところからスタートしようかなと。

ものすごい低いレベルのスタートですけど・・・

真夏は湯を沸かすってこと自体が億劫過ぎてたんですけど、ここ最近涼しくなって来たので現実的にできそうです。


それから、三五夜さんも古民家をリノベーションされていて、私の備前邸のリノベをどうするかっていう視点でも、非常に参考になりました。

 
三五夜さんのHPはこちら。



煎茶体験は予約制なので、ちょっとでも興味を持たれた方はコンタクトしてみてください♪


私はこの体験ができたことで、備前のお茶などの教養のある方々とちょっとでも認識が共有できるようになったし、色々と得られたものが多かったと思ってます。
 

以上、akkyでした!


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作り付けのみずやをこんなふうにしてみた

備前邸には作り付けのみずやがあります。

ただ、中に物をしまうと外から見えなくなってしまい、そこに色々キッチン関係の雑貨をディスプレイしようと思っていた私にとっては扱いをどうするか悩みのタネでもありました。

開けっ放しにしてしまうと、埃が入って来くるし・・・


で、透明ビニールをカーテンみたいにするなどのアイデアもあったりしたんですが、それだとせっかくのみずやの和の雰囲気とは調和しないんですよね。

そこで先日思いついたのが、

ごく薄い和紙をカーテンみたいにしてみずやに貼る

ってこと。 

で、早速やってみたところ、こうなりました。

みずや 和紙 備前邸


右下に置いてあるのが、取り外した枠です。備前邸って湿気がこもりやすく木材だと歪みが出てしまうので、若干形がいびつになってます・・・

DIYといっても和紙を糊で貼っただけなんですが、こんだけ薄い和紙だと紙に糊を塗るって作業がめっちゃ難しく、逆に棚のほうに糊を塗ったほうがサクッと貼れます。

もうちょっと近くから違う角度で撮ったのがこちら。 

みずや 和紙 備前邸2


日本って、御簾に代表されるように見えそうで見えない文化もあると思うので、このディスプレイってそれにも当てはまってるように感じます。


一応、今日この棚の中をライトアップするライトも購入したので、それを設置したら夜でもかなり雰囲気が出て来そうかなと。

それと、茶器を中心にしてキッチン関係のグッズも色々揃えていこうかとも考えてます。


以上、akkyでした!


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和気町の大正庵さんを再訪

だいぶ前に書いたエントリ



の大正庵さんを再訪してきました。 


いつからだったか忘れましたが、備前市営バスで西片上から和気に行けるようになって、これまではなかなかそのバスに乗るタイミングが無かったんですが、今回ちょうどいい機会だったので行ってきました。

西片上のバス停の和気行きのバス「わけまろ号」がこちら。

西片上 わけまろ号


乗客は私だけでした・・・ 

「わけまろ号」の名前の由来は、おそらく和気清麻呂 Wikipediaからではないかと。

和気清麻呂って、日本史の中でも相当のビッグネームなんですが、和気町出身なんですよね。

で、20分くらいで到着した和気駅の駅前はこんな感じ。

和気駅前


大正庵さんまではまあまあ距離がありそうだったのですが、まあ天気も良かったので途中のピザ屋さんでランチを食べたりしながら散歩がてら行こうかと。

和気駅を出て、橋を渡ったところにある「ピザキング」さんのマルゲリータをいただきました。

マルガリータ ピザキング


ちょうどランチ時だったのでお客さんがいっぱいいたんですが、席数が多かったので待たずに入店できました。

 
私はピザって食べてる途中にお腹いっぱいになったり味に飽きちゃったりして1枚を完食できないことが多いんですが、こちらのマルゲリータはペロッと1枚いただけました。


で、食べた後に腹ごなしがてら大正庵さんに向かったんですが、思ってたより遠くて徒歩で来たことを若干後悔したり。


でも、途中にこんなノスタルジックなものがあったりして、ほっこりしたりもできました。この名称って、手押しポンプでしたっけ?

手押しポンプ


これ、現役なんですかね? 


なんだかんだで、やっと大正庵さんに到着。

大正庵 和気町


大正庵っていう店名からは若干ギャップがある佇まいかなと。 


こんな商品があったりします。

大正庵 商品例1


結局、この日に私が買ったのはこれらです。 

煎茶道具 大正庵


煎茶の茶道具がメインです。 

因みに、左上は抹茶碗なんですが、これって志野焼ですよね?いまひとつ焼き物に精通してないので、確信が持てないんですよね。


なぜ私が煎茶の茶器を集め始めたのかは、また別エントリで書きたいと思います。

これに絡んで、備前焼祭りでは宝品と急須を狙う所存です。


以上、akkyでした!


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備前邸で今咲いている、白花萩(シロバナハギ)、飛鳥野萩(アスカノハギ)、紫式部(ムラサキシキブ)、藤袴(フジバカマ)

ようやく秋めいてきた今日この頃、やはり咲く花も変わってきました。

前回の庭の様子のエントリにも載せた飛鳥野萩(アスカノハギ)ですが、いま本格的に咲き始めているので今回も載せます。

まず、その飛鳥野萩から。

飛鳥野萩(アスカノハギ)


こんな色だったんですね。

っていうか、萩の花がこんなんだって備前邸の庭に咲いて初めて知りました。

でも厳密に書くと、萩の花がどういうものかを認知して初めて気づいた、といったところかもしれません。もしかしたら、その花が萩だってことを知らない状態で目にしてきたかもしれないので。 


続いて、白花萩(シロバナハギ)。

白花萩(シロバナハギ)


こちらはだいぶ散っちゃったんですが、かろうじて残っていた花を撮影。 


それから、紫式部(ムラサキシキブ)。

紫式部(ムラサキシキブ)


もう、めっちゃ「和」って感じのネーミングですよね。っていうか、元々は人名。 

こちらの苗は購入したんですが、その時には「桃色ムラサキシキブ」って書いてありました。


で、最後に藤袴(フジバカマ)。

藤袴(フジバカマ)


これも、ちょっと散ってしまっているのと、この撮影の時は風が強かったので若干ブレてしまってます。 


☆☆☆☆☆☆☆


この中の萩と藤袴は秋の七草で、備前邸に咲いている他の花、桔梗、女郎花も含めると我が家には秋の七草の4種類が存在することになります。

風流ですね〜


さらに秋が深まれば、秋エリアに植えている紅葉、ナンキンハゼ、ニシキギも紅葉してもっと「秋感」が感じられそうです。


以上、akkyでした!


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